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永見隆幸 かどわき 日本料理 麻布十番 再訪 [永見隆幸 飲食店]



永見隆幸先生が、東京港区の麻布十番にある日本料理店「かどわき」を再訪されました。



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ミシュラン最高位の評価を得たことで「かどわき」を ご存知の方も多いのではないでしょうか。



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麻布十番「かどわき」店主の門脇俊哉さん(左)永見先生(右)





麻布十番「かどわき」店主の門脇俊哉さんは、昭和35年=1960年、北海道生れ。「つきじ植むら」や「鴨川 霞ヶ関」などを経て、「海燕亭」の料理長に就任。平成12年=2000年に独立、平成16年=2004年に麻布十番へ移転、現在に至る。





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かどわき の 御社(おやしろ)


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生憎(あいにく)の雨でしたが、永見先生が到着された頃に、ちょうど雨が上ったそうです。かどわきの番傘には、お世話になりませんでした。恐るべし、永見先生の「晴男(はれおとこ)」パワー!





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旬の京野菜提供店の証


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京都の右京区にあって火伏に霊験ある神社として知られる愛宕神社の火迺要慎(ひのようじん)の御札が見えます。言うまでもなく旧称を用いた「阿多古祀符」。

(かまど)は、雲井窯九代目 中川一辺陶の作。

一辺陶が「かどわき」で食事をした際、自ら作成を申し出たのだそうです。



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小坡「雛図」 もちろん本物


伊藤小坡(いとう しょうは)
明治10年=1877年~昭和43年=1968年

明治10年4月24日、三重県伊勢市にて宮司の長女として生れる。明治28年頃、伊勢の画家で四条派の磯部百鱗に師事。明治31年=1898年、百鱗の紹介で京都にて森川曽文に師事。曽文が病に倒れ、谷口香嶠に師事、小坡の雅号を受ける。

大正4年=1915年:第9回文展『製作の前』初入選。
上村松園に続く女性画家として一躍脚光を浴びる。
大正5年=1916年:第10回文展『つゞきもの』入選。
大正6年=1917年:貞明(ていめい)皇后陛下の御前で揮毫。
大正7年=1918年:第12回文展『ふたば』入選。
大正9年=1920年:第2回帝展『夏』入選。
大正10年=1921年:第3回帝展『琵琶記』入選。
大正11年=1922年:パリの日仏交換美術展出品作品『琵琶記』フランスに寄贈。
大正15年=1926年:第1回聖徳太子奉賛会総合展『やすらいはな』招待出品。
昭和3年=1928年:竹内栖鳳主宰の竹杖会に入門。第9回帝展『秋草と宮仕へせる女達』入選。
昭和4年=1929年:第10回帝展『秋好中宮図』入選。
昭和5年=1930年:第11回帝展『伊賀のつぼね』入選。第2回聖徳太子奉賛美術展『豊艶』無鑑査出品。
昭和6年=1931年:第12回帝展『春日詣』入選。無鑑査になる。
昭和7年=1932年:第13回帝展『夕ぐれ』官展25周年記念に推薦される。
昭和8年=1933年:大礼記念京都美術館美術展覧会『夕涼み』招待出品。
昭和11年=1936年:文展招待展『十三の装ひ』出品。
昭和13年=1938年:第2回新文展『歯くろめ』無鑑査出品。
昭和14年=1939年:第3回新文展『神詣』無鑑査出品。
昭和17年=1942年:第5回新文展『乳人浅岡』無鑑査出品。
昭和19年=1944年:戦時特別文展『烈女形名の妻』招待出品。奉祝京都市美術展覧会『參籠』招待出品。
昭和26年=1951年:日本現代美術展『厳島詣』招待出品。
昭和31年=1956年:第1回歴史美術展『鶴ケ岡の舞』招待出品。
昭和33年=1958年:歴史風俗展『鶴ケ岡の舞』招待出品。
昭和43年=1968年1月7日:京都市上京区の自宅にて永眠。享年九十歳。
平成 8年=1996年:三重県伊勢市「伊藤小坡美術館」開館。

伊藤小坡の作品は、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、三重県立美術館、京都市美術館、石山寺、ホノルル美術館(アメリカ)、ポンピドゥー・センター(フランス)などに収蔵されている。





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蛍烏賊飯蒸

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木芽和(きのめあえ)
飯蛸 筍 土筆

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かどわき名物の鱶鰭唐揚

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山椒塩でいただきます。

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トリュフの乗った鮃は、山葵と塩で。

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牡丹の皿

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葉と茎は青の釉薬で、裏も凝っています。

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金目鯛 空豆天麩羅





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超一流店は、仕込や下拵が圧倒的に違うのだそうです。





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水茄子の河豚白子ソース掛

永見先生は、「水茄子は、そのまま食べるのが最も美味しい。」と常々仰(おっしゃ)っていますが、この一品は特別らしく、「門脇さんの手にかかると、こういう驚きに出会えるから嬉しい。」と称賛。絶品だそうです!





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京都有次(ありつぐ)の鍋

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河豚白子鍋聖護院蕪霙仕立

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二杯目は、湯葉と春菊を入れていただきます。

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いよいよ門脇名物の元祖トリュフ御飯!

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トリュフを削る門脇さん

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トリュフで御飯が見えなくなって行きます…

この土鍋も竈と同様、雲井窯九代目 中川一辺陶の作。



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トリュフ御飯一杯目

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トリュフ御飯お代り

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京番茶





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せとか 苺 メロン 石榴 トリュフ 蜂蜜 リコッタ・チーズ

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麻布十番「かどわき」について永見先生に伺いました。


かどわきの料理は、旬の厳選食材の組合せに、常に新鮮な驚きがあります。門脇さんの「舌の確かさ」と「創意工夫の見事さ」の証です。
トリュフの炊込み御飯、鱶鰭の唐揚、果物とリコッタ・チーズとトリュフの蜂蜜漬けのデザートなど、かどわき名物は、数え切れません。
例えば、水茄子は、そのまま生で食べるのが一番おいしいと思うのですが、門脇さんは、火を加えて河豚の白子ソースを掛けるのです。これがまた絶品。食材の新たな旨みを引出す素晴らしい仕事だと思います。
門脇さんの新しさは、奇を衒うものではありません。意外に日本料理の基本に忠実なところも見受けられ、料理に纏りの無くなることがないのです。門脇さん自身が最も美味しいと思うものを丁寧に提供しているのだと、自分は考えています。客を唸らせようとか、驚かせようとか、そのために料理を創っているのではないように思うのです。門脇さんの料理の美味しさは、そういうものなのです。
その上、今ではつくることが出来ない江戸時代の見事な仕事の漆器、中川一辺陶の竈や土鍋などを、さり気なく用いていて、器も楽しむことができます。
もう一つ嬉しいのは、門脇さんが、料理には厳しい反面、とても気さくなことです。





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ご贔屓様のお招き、舞台の打合せなど、美味しいものを召上る機会の多い永見先生…

高級な料理しか口にされないのかと思いきや、何でも召上ります。



永見先生曰(いわ)く「人間も食物連鎖の中に居て、動物や植物の命をいただいて生きているのですから、アレルギーや病気などなら仕方ありませんが、感謝して何でも有難く口に運ぶべきだと考えています。腕利きの職人による高級食材を用いた料理も、家庭料理も、B級グルメも、楽屋弁当も、それぞれに異なる美味しさがあって、自分は、いずれも楽しんで食べています。至高の料理を探求することも大きな楽しみですが、だからと言って、食の多様性を否定するのは、豊かな生活を自ら否定するようなものではないでしょうか。」



本当の意味で多様性の意義を理解していらっしゃる。世界各地で研鑽を積んで来られただけのことはありますね。サスガです! 





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