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内田鋼一 アトリエ 永見隆幸 訪問 令和二年六月 [永見隆幸 美術 工芸]



永見隆幸先生が、 造形作家で陶芸家の 内田鋼一さんの工房を訪問されました。



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永見隆幸(左)内田鋼一(右)





【内田鋼一 プロフィール】

当代随一の呼び声も高い、実力と人気ともに抜群の、造形作家であり、陶作家である。窯を焚く頻度は一般の陶芸家の五倍以上とも言われ、作品の、質、量、多様さにおいて、他を圧倒する。それでも、引っ張りだこの内田に展覧会を依頼するのは至難のわざ、とギャラリーのオーナー達は口を揃える。

名古屋市に生れる。量産型製陶工場の勤務を経て、世界各国を旅しながら窯業所を巡り、現地の土で焼き物を制作して研鑽を積む。1992年、三重県四日市市に窯場を構えて独立。以後、個展を中心として国内外で精力的に活動する。2015年に、BANKO archive design museum を立上げる。
東京国立近代美術館、愛知県陶磁資料館、兵庫陶芸美術館、札幌芸術の森美術館、北海道立釧路芸術館などの展覧会へも出品。
アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、オーストラリア、西アフリカ、ベトナム、タイ、韓国、中国、台湾、インド、南米ほか、世界各地で作品を制作し、発表している。
平成30年度 日本陶磁協会賞 受賞。
作品集(書籍)に『UCHIDA KOUICHI』(求龍堂)など、多数。
近年は、空間プロデューサーとしても知られる。





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永見先生と内田さんは、月に一度は何やかやで会うとおっしゃっていました。食事を一緒にされることも多く、アトリエにも、よくお越しになっている様子です。





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永見先生(左)内田京子さん(中)内田鋼一さん(右)

内田さんは、メリー・アーティスツ・カンパニーの公演の殆どを、ご覧になっています。





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談笑する内田さんと永見先生



永見先生が内田さんのアトリエを訪問された理由の一つが、内田さんの依頼を受けて修復された版画を、お渡しすることでした。



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修復された版画を見て、「刷り上がったばかりみたいだね。」と、喜ばれる内田さん





浅野弥衛画伯の版画を手に入れられた内田さんは、永見先生にお見せして、どう思うか尋ねられたようです。本物に間違いないと即座に判断された永見先生は、その版画が黴 かび などで傷んでいて状態がよくなく、修復を勧められたそうです。内田さんに修復を頼む当 あて が無いとおっしゃるので、上手く行かないかも知れないことを了承していただいた上で、持帰って、 A.C.S.の佐藤史郎さんに相談されました。佐藤さんも、結果は保証できませんが、やってみましょうと、修復にかかられたそうです。ところが、残念なことに、それから間もなくして、佐藤さんが、お亡くなりになってしまったのです。永見先生と佐藤さんは親しく、お互いを厚く信頼していらして全てが阿吽 あうん の呼吸だったので、伝票もメモも、存在しませんでした。しばらく行方知れずだったその版画を、 A.C.S.= Art Coordinator Sato を継がれた大須賀さんが見つけてくださって、無事、永見先生の手元に届き、この日を迎えることが出来ました。
ひょっとすると、これが佐藤さんの最後の仕事だったのかも知れないそうです。





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永見先生(右)の公演に駆けつけてくださった A.C.S.の佐藤史郎さん(左)

佐藤さんもメリー・アーティスツ・カンパニーの公演の殆どをご覧くださいました。永見先生と美術談義に花を咲かせるのを、何よりも楽しみにしていらしたそうです。



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A.C.S. を継いだ大須賀さん(右)ザ・ディライトフル・カンパニー代表取締役くまがや社長(左)





なぜ内田さんが、永見先生に浅野弥衛画伯の版画をお見せしたか、お判りになりますか。
実は、永見先生が浅野画伯のスペシャリストだからです。



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永見先生の著作「銀の光輝 - しろがねのこうき」は浅野弥衛画伯の美術評論





文芸評論家 清水信さんの永見先生『銀の光輝 - しろがねのこうき』評



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永見隆幸『銀の光輝 - しろがねのこうき』出版記念会でご挨拶される文芸評論家の清水信さん



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ご挨拶なさる美術評論家の馬場駿吉さん




永見先生の文章が何故スゴイのか、ある方が教えてくださいました。先ず、文芸評論家の清水さんや美術評論家の馬場さんら、文章家の方々が認める永見先生の筆力は、飛抜けて圧倒的だそうです。次に、膨大な知識のみならず、鋭い感性と豊かな見識を持っておられること。そして、凄 すさ まじい取材力を挙げていらっしゃいました。

永見先生が『銀の光輝 - しろがねのこうき』を書かれた時は、浅野家に、日参と言ってもよいくらい足繁く通われたらしく、そのフットワークに驚いておられました。浅野画伯のアトリエで、実際に作品の制作を目の当りにしたことのある次女の美子さんとA.C.S.の佐藤史郎さんを、質問攻めにしておられたとか。永見先生は、「上っ面をチョッと見て、他の本からの引用だらけの文章を適当に書き上げて、解ったような顔をしている凡庸な物書きとは訳が違う。」と、力説されていました。そんじょそこらの学者や研究者じゃ敵 かな いっこないそうです。因みに、永見先生を浅野家に紹介されたのも、A.C.S.の佐藤さんです。

造形作家で陶額堂代表の長澤和仁さんなどは、「永見隆幸著『銀の光輝 - しろがねのこうき』が私のバイブル」と、言い切っていらっしゃいました。





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見事に額装された浅野弥栄画伯の版画を内田さんに手渡しされる永見先生(左)



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修復された浅野画伯の版画をしげしげと ご覧になる内田さん



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焼成窯のある倉庫の最上階に向う内田さんと追いかける永見先生



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内田京子さんから荷物を受取る永見先生



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永見先生は、音楽家、著作家、舞台ディレクター、そして、舞台を筆頭に様々な分野のプロデューサーと、何でもござれ。
内田さんも、造形作家や陶芸家であるのみならず、色々なジャンルのプロデューサーも手がけ、何でも出来ちゃう方です。
お二人の、器用貧乏にならず、深く広く攻めて行けるところは、余人の追随を許しません。





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永見隆幸 内田鋼一 対談 at 呼月 
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内田鋼一 日本陶磁協会賞 受賞
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Uchida Koichi Art Fair Tokyo 2019


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