岡田前 永見隆幸 訪問 肉割烹 麻布十番 [永見隆幸 飲食店]
音楽家、著作家、舞台ディレクターの 永見隆幸先生が、麻布十番の肉割烹 岡田前 を訪問されました。
肉割烹 岡田前 オーナーシェフ 岡田賢一郎さん(左)永見隆幸先生(右)
岡田賢一郎
OKADA Kenichiro
昭和40年=1965年1月生れ、大阪府堺市出身。高校在学中の平成5年=1993年に「ちゃんと。心斎橋店」を創業。平成7年=1995年、考案した「キムチの王様」が、第1回日経レストランメニューグランプリ大賞を受賞。それを契機に事業拡大し、「Ken's Dining ケンズダイニング」「美食酒家 ちゃんと。」「斬新和食 橙家」「新中華菜々熱烈食堂」などを次々に展開した。平成11年=1999年よりニューヨークと東京の二重シェフ生活を始める。
全盛期は、従業員2000名超、海外も含めた店舗数65、年商77億円と、飲食界の寵児と謳われ、カリスマ経営者として名を馳せた。諸般の事情により、平成18年=2006年、一旦引退。
平成27年=2015年より令和2年=2020年10月まで、焼肉店「The INNOCENT CARVERY ジ・イノセント カーベリー」でグランド・シェフを務める。
令和3年=2021年2月14日 St. Valentine's Day、満を持して独立、「肉割烹 岡田前」をオープン。
エレヴェーターもありますが階段をお使いになる永見先生
バス停が看板
神宮前のように よく知られた地名や建物などの名称を借りて「~前」というバス停がありますが それに見立てた「岡田前」の看板! 因みに、岩手県盛岡市や栃木県栃木市などに、岡田前というバス停や駅が実在します。
岡田前という店名は、お客様に付けていただいたようなものと、岡田シェフは仰 おっしゃ います。
以前に務めていた店で、常連のお客様が「岡田さんの前で」と予約されていたのが、次第に、その席自体を「岡田前」と呼ぶようになり、それを、そのまま店名になさったそうです。
本当に幸せなことですと、岡田シェフは、とても嬉しそうでした。
丸に木瓜 もっこ が岡田さんの定紋
永見先生によると、丸に木瓜の紋は、五大家紋の一つで、初めて家紋にしたのは徳大寺家と言われているそうです。確か新選組の沖田総司も丸に木瓜を使っていた筈 はず と仰 おっしゃ っていました。配 あしら ってあるのは、麻の葉模様なのだそう。
内装は、武道館をイメージしてデザインされたそうです。黒を基調にした店内は、落着いた大人の雰囲気。炉窯の上にも麻の葉模様を配 あしら うなど、和のテイストも取入れられています。牛皮の椅子は、岡田シェフ自らがデザインした特注品。全16席、カウンターのみ。言わば、全席が「岡田前」になった訳です!
岡田前のスペイン製炉窯は、ジョスパー・チャコール・オーヴン Josper Charcoal Oven。日本に数台しかなく、世界的にも希少なのだとか。オーブンとグリル、両方の機能を一つにすることで300度の高温料理が可能になり、スモークとグリルを同時に行うことが出来るのだそうです。熱源に炭火のみを使用し、遠赤外線効果も抜群という優れもので、岡田前では、紀州備長炭を用いて肉を焼上げています。
岡田賢一郎シェフ登場!
岡田さんは、肉料理の神様、和牛の王様、肉を窮めた料理人、肉のスペシャリスト、和牛を知り尽した匠、などと謳 うた われ、同業者からも敬意を集めていらっしゃいます。
和牛こそ日本を代表する食材の一つと、岡田シェフは、熱い思いを抱いていらっしゃるそうです。
岡田前のメニュー menu ~ 永見先生は勿論シェフにお任せ
御鄭重なる御挨拶
松阪牛コンソメ茶碗蒸 イクラ添え
味もさることながら、イクラのぷちぷち感と茶碗蒸しの柔らかさ、食感のコントラストも見事だったそうです。彩も美しい!
タン元を捌く岡田シェフ
伊万里焼に乗るタン元
メンチカツ雲丹乗せ
これでもかとプロヴァンス産白トリュフをスライスする岡田シェフ
熊本産黒毛和牛 タン元刺身 白トリュフ乗せ 浜防風添え
赤の有田焼が印象的
白アスパラの豆腐に秋田の蓴菜
キャヴィア caviar 祭り ♬
松坂牛イチボのユッケ御飯 キャヴィア乗せ
熊本産黒毛和牛 タン元ステーキとグリーンサラダ
超一流のシェフなのに気さくでホスピタリティに富んでいてチャーミングと永見先生激賞!
神戸牛シャトーブリアン バジル巻 天麩羅
松坂牛 近江牛 神戸牛 ステーキ 食較べ
熊本産黒毛和牛 タン元カレー
トリュフ・アイスクリーム/アメリカン・チェリー/苺/アイス・コーヒー
お土産に、ローストビーフ・サンドウィッチ二つと牛タンのカレーまでいただいたそうです。お土産も絶品で、永見先生は、翌朝ペロリと平らげたと仰 おっしゃ っていました。
永見隆幸
NAGAMI Takayuki
音楽家 著作家 舞台ディレクター
20~30歳代の殆どを欧米で過ごし、国際的な実力派アーティストとして活躍。クラシック、現代音楽、ジャズを中心に数々のオーケストラと共演する。
モーツァルトなどの独墺系オペラをはじめ、ビゼー『カルメン』ホセ、ヴェルディ『椿姫』アルフレード、プッチーニ『ラ・ボエーム』ロドルフォほか、オペラやオペレッタの主演多数。
ミュージカルでも、『ガイズ&ドールズ』ネイサン、『ラ・マンチャの男』ドン・キホーテ、『アニーよ銃をとれ オリジナル版』フランク、『キス・ミー・ケイト』フレッドなど数多くの主演を務め、『キャバレー』MCや『アニー』ウォーバックスなど、ユニークな役も演じている。
数多くのコンサートでソリストを務め、指揮者や指導者としても定評がある。
日本では、文化庁芸術祭主催公演やNHKクラシック・スタジオなどに出演。
音楽家のデューマス博士が「アメリカ大学時代から彼はずっとスターだった」と語るように、BHSア・カペラ世界チャンピオン "Crossroads" との共演やトリノ王立歌劇場への出演など、脚光を浴びている。
メリー・アーティスツ・カンパニーにおいて、全公演の芸術監督と、『ザ・ヴォイス Frank Sinatra』フランク・シナトラ役、『ラプソディーdeパパ』ジョージ・ガーシュウィン(ガーション)役、『ベリー・メリー・クリスマス』アーヴィング・バーリン役、『BOBBY』ボビー・ダーリン役ほか、多くの主役を務めた。
ジャズでは、スタンダードの歌唱が心に残ると言われ、ビッグ・バンドと渡り合う圧倒的な存在感、美しいヴェルヴェット・ヴォイス、抜群の表現力が、高い評価を得ている。
メリー・アーティスツ・ジャズ・オーケストラのリード・ヴォーカル。CD『My Blue Heaven』『Joyful Christmas』などをリリース。
東海地方においても活躍。名古屋市芸術創造センター開館30周年記念公演『Mr.ブロードウェイ』で主演のジョージ・M・コーハン役、名古屋市民芸術祭主催公演『マイ・ブルー・ヘヴン』では指揮者のみならず上等兵の英霊とジャズ・シンガーの二役を務め、絶賛された。毎週土曜日15:55放送のラジオ番組 FM AICHI 80.7「サウンド・ステップス」のレギュラー・ゲストとしても知られる。
天才肌で芸術家気質の行動人、論理的かつ哲学的な思惟の人、という二つの面を併せ持つと文芸評論家の清水信に評された。芸術評論家の馬場駿吉は、「永見隆幸は多面体、その核心には強い自由の希求がある。」と述べている。芸術家として様々な顔を持ちながら、話題性や知名度に関心を示さず、謎に包まれたアーティストして知られる。
美術にも造詣が深く、「目利き めきき」や「見巧者 みごうしゃ」と謳 うた われている。
著書に、『銀の光輝-しろがねのこうき』(NG出版)など。
現在、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督、ザ・ディライトフル・カンパニー Artistic Director、東京二期会 会員、ほか。
(ザ・ディライトフル・カンパニー作成)
永見先生に岡田前について伺いました。
自分が凄いと思う料理店は、先ず、下拵えや仕込みが凄いのです。岡田前も然り。素材もよく吟味されていると感じました。何をいただいても美味しい。肉の重たさやクセを感じさせないよう、しかし、肉のよさを殺さぬよう、上手く工夫されています。
仕事にかかる時の岡田さんの集中力は凄 すさ まじく、その表情には、寄らば斬るぞという真剣勝負の気迫が漲 みなぎ ります。華麗な庖丁捌きも見事。しかし、その合間に見せる柔和な優しい笑顔に象徴されるように、気さくでホスピタリティに富んだ方でもあるのです。
スタッフとの連携プレイも完璧。下拵えをしているスタッフに、頃合いを見計らって岡田さんが近寄ると、言葉も交わさずスッと居なくなる。まさに阿吽 あうん の呼吸です。岡田さんのスタッフに対する信頼とスタッフの岡田さんに対する敬意が犇々 ひしひし と伝わって来ます。そうでなければ、岡田前の料理がこれほどの完成度を見せることはないでしょう。
日本を代表する肉割烹と言ってよいと思います。
ご贔屓様のお招きや舞台の打合せなど、美味しいものを召上る機会の多い永見先生…
高級な料理しか召上らないかと思いきや、意外や意外、何でも口にされます。
永見先生曰 いわ く「人間も食物連鎖の中にいて、動物や植物の命をいただいて生きているのですから、アレルギーや病気でない限り、何でも感謝して有難く口に運ぶべきだと思います。腕利きの職人による高級食材を用いた料理も、家庭料理も、B級グルメも、楽屋弁当も、それぞれに異なる美味しさがあって、自分は、いずれも楽しんで食べています。至高の料理を追求することも大きな楽しみですが、だからと言って、食の多様性を否定するのは、豊かな食生活を自ら否定するようなものではないでしょうか。」
本質的な所で多様性の意義をご理解していらっしゃいますね。
流石に世界中で研鑽を積んで来られた方は仰 おっしゃ ることが違う!
ある時、岡田シェフは、30億を超える負債を抱えたことがあったそうです。岡田前をオープンするに当り、次のようにコメントしていらっしゃいました。
人生を振返ってみた時に、不甲斐ない事が沢山ありました。そんな過去は、時間が過ぎると全て消え去るものなのかというと、そうではない訳です。自分に落し前をつけないといけないと考えました。法人としての岡田賢一郎は社会的に無くなりましたけれど、個人としての岡田賢一郎は存在する。岡田賢一郎を応援してくださった方々が沢山いらしたのですが、僕はこの方たちを裏切ってしまった訳です。しかし、今再びお付合いをしてくださる。こんな中で、やはりお返しをしないといけないという想いですね。これが僕の落し前です。
永見先生は、岡田前を辞する折に、しみじみ、「岡田前オープンによって岡田シェフがキッチリ落し前をつけたと思う。見事な筋の通し方です。岡田賢一郎完全復活!」と語っておられました。
実は、永見先生も30億を超える負債を抱えられたことがあったのです。親戚の方の莫大な借金を御祖父様と御尊父様が肩代りされ、それを永見先生が返済されました。そして、その事によって、永見先生は、絶大な信用を勝得られたのです。
そういう状況に立たされた方だけが理解できる心境を、永見先生と岡田さんは、共有されたのかも知れないと感じました。
永見隆幸の最新プロフィールはコチラ ♪
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ザ・ディライトフル・カンパニー社長ご挨拶
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2021-06-10 22:31