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初午祭 斎行 稲荷宮 永見隆幸 企画 立案 プロデュース 伏見永幸稲荷 [永見隆幸先生information]



音楽家 著作家 舞台ディレクターの永見隆幸先生が 企画 立案 プロデュースされた 稲荷宮 いなりのみや 「伏見永幸稲荷」にて 初午祭 はつうままつり/はつうまさい が 斎行 さいこう されました。


言うまでもなく、永見先生もディライトフル・グループも、宗教活動や政治活動は一切行っておりません。念のため。


この稲荷宮は、伏見稲荷大社より 本大斎祀式 御神璽勧請 おみたまかんじょう を 受けていらっしゃいます。





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奈良時代、和銅4年=711年2月、初午の日に「稲荷大神 いなりのおおかみ」が稲荷山に 鎮座 ちんざ しましたとされ、初午に執行われる稲荷大神を祀るための「初午祭」が全国に広がったと言われています。それ故、初午は、年初の午の日ではなく、二月の最初の午の日を指すことが殆どだそうです。しかし、初午祭を 三月に斎行する場合も多いのだとか。


永見先生によると、初午祭を斎行すべき日については、意外に柔軟らしいので、信頼の置ける御神職に相談されるのがよいそうです。





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龍城神社 宮司を お招きしての初午祭





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はためく稲荷幟 いなりのぼり

橘流書家で江戸文字の大家として知られる橘右之吉 たちばな うのきち 師匠にお願いして誂えていただいたものだそうです。


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西口神具店の 檜製 ひのきせい 朱塗 しゅぬり 春日燈籠 かすがとうろう(右)庵治石 あじいし の石碑(左)

庵治石 あじいし は、花崗岩のダイヤモンドと呼ばれ、その、きめ細やかな地肌、艶やかな光沢、石目の美しさを以て世界最高の品質と謳 うた われています。粒子の大きさで、細目 こまめ、中細目 ちゅうこまめ、中目 ちゅうめ などと分類されますが、この石碑は、細目の中でも最も高く評価される最上級材で、微小な黒雲母 くろうんも の数が多く、艶 つや やかに磨かれた石の面に、斑が浮くと表現される二重の絣模様 かすりもよう が見られます。永見先生が、どうしても石碑には最高級の庵治石を用いたいと仰 おっしゃ って高松の石材店から取寄せられたものだそうです。小口には、熟練の職人による手彫の「銀杏面取 ぎんなんめんとり」が施されています。





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朱塗 しゅぬり の 檜 ひのき 鳥居は、両部鳥居 りょうぶとりい を含め、七基とも西口神具店が製作してくださいました。





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両部鳥居 りょうぶとりい にて

この両部鳥居は、朱塗 しゅぬり ひのき 製 鳥居七基のうち、どうしても一番入口に近い鳥居を両部鳥居にしたいという永見先生のご意向により、西口神具店が製作されたものです。

両部鳥居 りょうぶとりい とは、二本の本柱の前後に夫々 それぞれ 稚児柱 ちごばしら と呼ばれる低い控柱 ひかえばしら を設け、本柱と控柱の間に上下二本の控貫 ぬき で連結した鳥居。控柱の笠木の上に屋根がある。
両部とは、金胎両部、即ち、密教二大法門の金剛界と胎蔵界の両界を指す。両部鳥居は、神仏習合を示す名残と言われる。四脚鳥居、稚児柱鳥居、権現鳥居、枠指鳥居などの別名がある。





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特選の檜 ひのき で制作された特注の神額 しんがく

橘流書家で江戸文字の大家として知られる橘右之吉 たちばな うのきち 師匠 福善堂坂井看板店さん 指物益田さんをはじめ 名だたる江戸職人が 大勢 制作に携 たずさわ った 神額

この両部鳥居に掛けられた神額は、伏見稲荷大社の楼門に掛けられている神額に倣って制作されました。伏見稲荷大社の楼門は、国の重要文化財に指定されています。





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稲荷宮御本殿にて





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初午祭 御供物 おそなえもの


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木曽檜で作られた御本殿は西口神具店に特注されたもの





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御神苑入口に翻る大稲荷幟~ 橘流書家で江戸文字の大家として知られる橘右之吉師匠が誂 あつら えてくだすったもの





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御神苑入口に佇む永見隆幸先生





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手水舎 ちょうずや/てみずや/てみずしゃ


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手を清められる永見先生





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橘流書家で江戸文字の大家として知られる橘右之吉師匠の揮毫 きごう 福善堂坂井看板店 ふくぜんどうさかいかんばんてん 四代目 坂井智雄さんによる手彫 てぼり の 招木 まねき

伏見稲荷大神と千代保稲荷大神を併せてお祀りしていらっしゃいます。





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浅草 宝船熊手 たからぶねくまで よし田の 宝船熊手

手作りで 全て竹や紙や木などの自然素材を用いた赤物 あかもの と呼ばれる縁起熊手 えんぎ くまで

赤物を制作するのは、今や世界で唯一、浅草 宝船熊手 たからぶねくまで よし田 のみだそうです。


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特別誂 とくべつあつらえ の 庵治石 あじいし の 石碑と





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石鳥居にて





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フロック・コートを お召になられる 永見先生

フロック・コート Frock Coat は、昼間の男性正礼装。主に19世紀中頃から20世紀初頭にかけて用いられた。黒のダブル・ブレステッド Double Breasted が正式とされる。 モーニング・ドレス Morning dress のモーニング・コート Morning coat は、フロック・コート Frock Coat の前裾を大きく斜めに切った形なので、カットアウェイ(フロック・コート)Cutaway (frock coat) とも呼ばれる。

このフロック・コートは、天皇陛下のテイラーとして知られる服部晋さんが 永見先生のために仕立ててくださったものです。服部さんは、今上陛下や上皇陛下の礼服を 仕立てていらっしゃいます。

永見先生は、日本でモーニングコートと呼ばれるモーニング・ドレスを午前中 、フロック・コートを午後、燕尾服 White tie / Full evening dress を夕方以降と お召になる礼装を替えていらっしゃいます。
何と、寛仁親王殿下も 礼服を同様に着分けていらっしゃったそうです。流石は永見先生、凄いですねぇ。

今の時代、フロック・コートを正礼装と知らない人が多く、屋外用のオーヴァー・コートと勘違いして脱ぐように言われることもあるのだとか。幸いにして永見先生は、そんな目にあったことが無いそうですが、そういう失礼がないように気をつけたいものです。


服部 晋の「仕立屋日記」に #300.お客様の服 フロックコート と掲載されているのが、このフロック・コートです。

・表地:H.LESSOR バラシア 黒 ヴィンテージ
・裏地:キャプラ シルバーグレー
・仕立:ダブル・ブレステッド(拝釦 おがみぼたん でシングル仕様にもなる)
・フェーシング:正絹拝絹地 琥珀柄(入手困難)
・ヘリ:襟周、前の端、胸ポケット、カフの端にグログラン柄の正絹テープでヘリを取っている。
・袖:四釦 よつぼたん
・ポケット:タンザクの内側
・拝釦:長短二種類

ウエィスト・コート Waistcoat(ベスト)
・ダブル・ブレステッド
・六釦 片側三
・襟付
・ヘリ:ジャケットより やや幅の狭いグログランテープで 襟周りと前の端にヘリを取ってある。
・白衿:着脱可能


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レッサー&サンズ H.Lesser & Sons London ヴィンテージ生地のタグ

礼服用の生地では、この生地を超えるものは無いそうです。服部晋さんも世界最高と仰 おっしゃ っていました。
レッサー&サンズは、ハリソンズ・オヴ・エディンバラ Harrisons of Edinburgh の傘下に入ってしまい、このフロック・コートに用いられているヴィンテージ生地は もはや手に入りませんが、往時は、英国王室御用達、別格の品質を誇り、世界中で洋服好きの玄人を唸らせる生地メーカーだったそうです。能率効率に拘 こだわ らず、品質優先を貫き、クオリティを高めるために 機械の速度を わざわざ落とす程だったとか。

生地のタグにある For The Discerning Man を訳せば、具眼 ぐがん の士用。discerning は、眼力のある、目の肥えた、目利 めきき の、という意味です。
違いの解る方のためにとは、まさしく、永見先生にピッタリのフレーズ!





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この注連縄 しめなわ も 西口神具店の特注品。神道で神聖とされる天然の麻で作られ、大きく重いので、張るのが大変だったそうです。さもありなん…


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橘右之吉師匠の手になる江戸文字の神額と注連縄が取付けられた両部鳥居にて

江戸文字の源流は、伏見天皇 第五皇子で京都粟田口 あわたぐち の 青蓮院門跡 しょうれんいんもんぜき であった 尊円法親王 そんえんほうしんのう が始められた「青蓮院流」です。
橘右之吉師匠は、神社仏閣に貼る題名納札 のうさつ も作られますし、湯島天満宮の真正面に工房を構え、彬子女王殿下とも お仕事を共になさっておられます。
まさしく、神額の揮毫をしていただくのに相応 ふさわ しい、最適の方なのです。





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稲荷宮 御本殿 にて





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厳粛に盛大に斎行される初午祭


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初午祭は 滞りなく斎行され 目出度くお開きと相なりました。





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稲荷宮 完成
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永見隆幸 企画 立案 プロデュース


稲荷宮 入魂祭
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稲荷宮 神紋 注連縄
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