カヅラカタ歌劇団 2018『ロミオとジュリエット』初読合せ 永見隆幸 アドヴァイザー 指導 [永見隆幸 カヅラカタ]
アドヴァイザーの永見隆幸先生が、カヅラカタ歌劇団2018年秋の公演『ロミオとジュリエット』台本の初読合せを指導されました。
中には、台詞の殆どを覚えて来た団員もいて、永見先生も嬉しそうにしていらっしゃいました。
永見先生に伺いました。
Q.なぜ読合せをするのですか。
A.
オペラもミュージカルもストレート・プレイも、基本は、劇を演じるということです。その大本(おおもと)になるのが台本ですから、台本をしっかり読み込まないで舞台に立つことなど、あってはならないと思います。特に出演者が複数いる舞台は、読合せを重ねて舞台をつくり上げて行くのが最善の方法だと信じます。もちろん歌もダンスも大切ですが、台本や読合せをおろそかにしてはなりません。
Q.読合せで何を教えるのですか。
A.
台本を読む楽しさが解ると、もっと舞台を楽しむことができます。ひとりで読んでいると見逃してしまうようなことを発見する場合もあります。何を教えるかということより、読合せ自体が学びの場ですから、読合せから貪欲に色々なものを吸収して欲しいと思っています。
Q.読合せで何がわかりますか。
A.
読み手が何を理解していて何が解っていないか、たちどころに明らかになります。例えば、舞台経験が浅い人の集団は、台詞のトーンが周りに影響されてしまい、皆同じような声質に収斂して聞こえることが往々にしてあります。しかし、役柄の性別や年齢はもちろん、性格や癖まで研究し尽くし、しっかりキャラクターを確立して読合せに臨む者は、声のトーンにおかしな影響を受けたりすることが少ないのです。
Q.読合せで気をつけていることは何ですか。
A.
先ず、喉を壊さない発声をすることです。未だに叫ぶようにして大声を出させる指導者が多いのには驚きます。小声でも子音を明確に立てるなど、大声を上げなくたってテンションを上げる工夫はいくらでもあります。叫ばなければテンションが上げられないのは単に勉強不足と言わざるを得ないでしょう。
次に、いくら宝塚歌劇団の踏襲とは言え、女性が男性役を務めるために作った独特な発声法を、そのまま男性が真似することは、無理も違和感もあります。団員諸君が喉を壊すことなく、自然で美しい発声によって台本を読むことを基本のスタンスにして、その上で、キャラクターに合った台詞の読み方や宝塚スタイルに寄せて行く作業が必要だと考えています。
Q.読合せの面白さとは何ですか。
A.
立稽古もそうなのですが、特に読合せを重ねて行くプロセスにおいては、互いに刺激を受けて舞台が深化して行くところが最も面白いと感じます。「あいつがそう来るなら自分はこうする。」またそれに刺激を受けて「あいつらがこう来るなら自分はこれで勝負する。」と、相乗効果で舞台がドンドンよくなる場面に立ち会うのは、舞台人冥利に尽きると思えるほどゾクゾクします。
カヅラカタ歌劇団
平成30年(2018年)10月13日(土)
錦秋の公演は『ロミオとジュリエット』
是非お越しください!
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