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玄冶店 濱田家 永見隆幸 橘右之吉 再訪 東京 日本橋 人形町 老舗料亭 懐石料理 日本料理 会席料理  [永見隆幸 飲食店]



音楽家、著作家、舞台ディレクター、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督、ザ・ディライトフル・カンパニー芸術監督の 永見隆幸先生が 東京 日本橋 人形町の老舗料亭 玄冶店 濱田家を再訪されました。



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濱田家は、大正元年=1912年、玄冶店の跡地で創業しました。玄冶店とは、江戸時代の新和泉町、現在の東京都中央区日本橋人形町三丁目辺りの地名です。徳川家の御典医であった岡本玄冶の拝領屋敷跡一帯を指して言います。
濱田家の名称は、芳町/葭町 よしちょう の芸者置屋「濱田屋」が閉じられる際に、日本一の芸者と謳 うた われた川上貞奴から、初代 三田五三郎 みた ごさぶろう が譲り受けたものだそうです。
東京に現存する数寄屋造 すきやづくり の老舗料亭は 濱田家のみ なのだとか。





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濱田家 入口





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濱田家 一階待合の入口


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茶席


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濱田家 一階待合


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濱田家 一階待合の中庭





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永見先生の御席は二階


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濱田家 二階 待合


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二階待合に掛けられていた齋藤真一のタブロー tableau





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永見先生が御食事を召上る大広間


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床の間


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次の間





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先付


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白子豆腐 鉄皮 てっぴ:河豚皮 芽葱





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前菜 雲丹蟹養老羹 鱣子 キャヴィア 花穂 寄フォアグラ 鮑煮凍 鶉 うずら 松風 松笠慈姑 くわい 秋鮭卵 いくら 金村 サーモン千社唐 ちしゃとう 博多 百合根金団 きんとん 雪輪蓮根





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椀盛 清汁仕立 才巻あんぺい 京人参 防風 軸菜 松葉柚子





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造里 河豚薄皮造里 ちり酢





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焼物 和牛 牛排 ステーキ ペコロス玉葱 茄子 人参 龍鬚菜 アスパラガス 揚馬鈴薯





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煮物替 小鍋仕立


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河豚 焼餅 葱 舞茸 水菜 薬味 ちり酢





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強肴 甲羅蟹 奶汁烤菜 グラタン





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御飯 河豚雑炊 香物





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水菓子 季節の果物


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甘味 白玉汁粉





永見先生に濱田家について伺いました。


何をいただいても美味しい。素材がよく吟味されており、仕込や下拵えも見事。数寄屋造の建物も設えも素晴らしく、正に五感全てを働かせて味わうべき場と言えましょう。中居さんも芸者衆も実に細やかな心配りで、真の「持成 もてな し」も堪能することが出来ます。





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今宵は 橘流書家で江戸文字の大家として知られる 橘右之吉師匠が ご同席





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永見隆幸先生(右から二人目)
赤坂育子 姐さん(左から二人目)
赤坂小巻 姐さん(右)
赤坂桃太郎 姐さん(左)





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橘右之吉師匠(右から二人目)
赤坂真希 姐さん(右)
赤坂真由 姐さん(左から二人目)
赤坂千こ 姐さん(左)





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永見先生と赤坂育子 姐さん(左)


赤坂育子 あかさか いくこ

芸者として初めて、旭日双光章 芸術文化功労 を受章。その前年には文化庁長官表彰を受ける。花柳界の生ける伝説と称されている。熊本県芸術文化特別功労賞も受賞した。
歌舞伎座、国立劇場、NHKなど、数々の舞台に出演。ワシントンD.C.より招聘され「さくらまつり」の舞台を務める。
NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」「日本の芸能」「ブラタモリ」TOKYO MX「五時に夢中」テレビ東京「出没!アド街ック天国」テレビ朝日「ワイド!スクランブル」 映画『沈まぬ太陽』などに出演。産経新聞「話の肖像画」に連載された。
美形麗人芸者の呼び声高く、篠山紀信の撮影で、週刊朝日 昭和五十五年元旦号(1980年1月4日)の表紙を飾っている。
岸信介、佐藤栄作、田中角栄、川上哲治、金田正一、長嶋茂雄、王貞治、石原裕次郎、勝新太郎、美空ひばり、力道山ら、錚々 そうそう たる名士を虜にして来た芸者の中の芸者。現在、置屋 曉正林 あけまさばやし の主。
昭和十五年二月二十一日、熊本生れ。


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週刊誌の表紙を飾った赤坂育子姐さん


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25歳頃の育子姐さん





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準備万端の地方さん


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華やかに舞ってくださった立方さん





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・永見隆幸先生(後列:左から二人目)
・橘右之吉師匠(後列:右から二人目)
立方 たちかた:踊り手
・赤坂育子 姐さん(前列:中央)
・赤坂真希 姐さん(前列:右)
・赤坂真由 姐さん(前列:左)
地方 じかた:演奏者
・赤坂小巻 姐さん(後列:右)
・赤坂千こ 姐さん(後列:中央)
・赤坂桃太郎 姐さん(後列:左)





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玄冶店 濱田家の玄関にて 永見先生をお見送りくださる 赤坂芸者衆





ご贔屓 ひいき 様のお招きや舞台の打合せなど 美味しいものを召上る機会の多い永見先生…

高級な料理しか召上らないかと思いきや、意外や意外、何でも口にされます。



永見先生 曰 いわ く「人間も食物連鎖の中にいて、動物や植物の命をいただいて生きているのですから、アレルギーや病気でない限り、何でも感謝して有難く口に運ぶべきだと思います。腕利きの職人による高級食材を用いた料理も、家庭料理も、B級グルメも、楽屋弁当も、それぞれに異なる美味しさがあって、自分は、いずれも楽しんで食べています。至高の料理を追求することも大きな楽しみですが、だからと言って、食の多様性に背を向けるのは、豊かな食生活を自ら否定するようなものではないでしょうか。」



本質的な所で多様性の意義をご理解していらっしゃいますね。

世界各地で研鑽を積んで来られた方は 流石に 仰 おっしゃ ることが違います!





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永見隆幸 重よし 原宿 再訪 日本料理 和食 令和四年十二月 [永見隆幸 飲食店]



音楽家、著作家、舞台ディレクター、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督、ザ・ディライトフル・カンパニー芸術監督の 永見隆幸先生が 東京 原宿の明治神宮前にある日本料理店 重よし を再訪されました。



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重よし 店主の佐藤憲三さん


佐藤憲三 SATO Kenzo

昭和十九年=1944年、東京生れ。立教大学経済学部卒業後、昭和四十二年=1967年に名古屋「重よし」入店。昭和四十七年=1972年、27歳にして原宿に東京「重よし」を開店する。著書に『重よし―料理覚え書き 2009/9/1 プレジデント社』など。





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重よしは、テレビ番組「人生最高レストラン」で俳優の市村正親が30年通う店として紹介されています。作家の遠藤周作や向田邦子らも足繁く通っていました。ミシュラン星付の名店。
『美味しんぼ 小学館』107集「名人・名店編」の第4話「重よし」〈1〉~〈2〉で、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
政財界や芸能界を始め、各界の名だたる食通が通う店としても知られており、「京味」「辻留」と並び称される和食界の重鎮と謳われています。





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牡蠣 的矢 佐藤養殖場 殆ど無菌の状態で養殖されるのだとか





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河豚 唐揚





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赤海鼠 自然薯 豆腐 諸味漬





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真薯椀





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白甘鯛 西京焼

白皮と呼ばれる白甘鯛が最高級で、次にグジとも呼ばれる赤甘鯛、黄甘鯛と続くそうです。
白甘鯛は皮も美味で、西京焼にすることで旨味が余計に引立つのだとか。





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手前の皿には鉄刺 てっさ:河豚刺身 と 鉄皮 てっぴ:河豚皮 が載っていたのですが、永見先生が余りにも早く召上ってしまったので、写真を撮り逸 そび れました。


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香箱蟹/勢子蟹





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白菜の旨味とそれを引立てる出汁だけで勝負した絶品の椀

器は京塗師三代目 鈴木睦美の漆器





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永見先生の御食事を調理する「重よし」店主の佐藤憲三さん

永見先生が唸る程に下拵えを徹底するのが佐藤憲三流





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鉄火丼





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香物





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蜆汁





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紅玉 林檎 のゼリー 佐藤憲三さんの力作

酸味と甘味の具合が絶妙だと永見先生
この色を出すのに苦労したと佐藤さん





永見先生に「重よし」について伺いました。


スタッフ:
重よしは高級料理店ですか。

永見先生:
質問の意図がよく判りませんが、俗に言う高級食材を用いているかどうかという意味なら、その通りと申し上げてよいでしょう。今日いただいた白甘鯛などは相当高価なものですし、家庭料理の延長と言うことは出来ませんね。第一、家庭料理に、あんな手間をかけられない。


スタッフ:
重よしの持て成しは如何ですか。

永見先生:
ホスピタリティに富んでいると考えます。押付けがましくなく、過剰なサーヴィスが無いので、自分は、たいへん好ましいと思うのです。
器などにしても、物凄いのが、本当にさり気なく使われており、驚く事がしばしばあります。


スタッフ:
ホスピタリティという言葉をお使いになりましたが、サーヴィスとの違いは何ですか。

永見先生:
ホスピタリティは、主客同一という考え方に通じると思います。持て成す方も持て成される方も、同じ立場で、等しく思い遣るという振舞いです。
サーヴィスは、奴隷や下僕や使用人などを意味する servant サーヴァントを語源にしています。ですから、どうしても奉仕的なニュアンスが抜けません。客だから何でも言う事を聴いて貰って当り前と勘違いする人がいますが、それは、客の方が上だという勝手な前提をもとに、どんなサーヴィスを要求しても当り前のように誤解している故 ゆえ と考えられます。


スタッフ:
佐藤憲三さんは気難しい方ですか。

永見先生:
気さくな方です。初対面から、ざっくばらんに話をしてくださって、どちらかと言うとトーカティヴ talkative つまり、話好きな方なのではないかという印象を持ちました。


スタッフ:
高級料理店ですと、常連とそうでない人との扱いが異なりますか。

永見先生:
どんな人でも初対面の方には色々気を遣って、親しい人と全く同じように接することは出来ません。
重よしを例にとれば、佐藤さんは気を遣う方なので、お客様が食事を楽しんでくださるように、しゃしゃり出る事は避けていると仰 おっしゃ います。常連だと、その辺りの呼吸が自然に出来るので、傍目 はため には、そう映ることがあるかも知れませんが、自分の目から見ると、「重よし」について、そんな事は無いと思います。
最近は少なくなりましたけれども、ある店で、店員に付きまとわれ、聞いてもいないのに、諄々 くだくだ しい説明をされて辟易 へきえき したことがあります。食事中、いかに凄い食材を用いているかなど、持って回ったような解説をされるのは、自分は、苦手です。食事が楽しくなくなってしまう。その点、佐藤さんは、聞けば丁寧に答えてくださるし、放って置いて欲しい時には、自由にしてくれますので、自分には、とても有難い花板さんなのです。
高級店も、よいお客様には再び来ていただきたいと思う筈 はず ですから、常連ではないからという理由だけで、顧客を蔑 ないがし ろにするようなことは無いと思います。
ただ、客も店を選びますが、当然レヴェルの高い店ほど客を選んでいると考えられますので、その店に選びたいと思って貰えるような品格やマナーを、客側も身につける必要はありそうですね。


スタッフ:
重よしの料理は如何ですか。

永見先生:
何をいただいても美味しいと感じます。旬の厳選食材を実に丁寧に調理されているからではないでしょうか。重よしより美味しいところは無いと断言する食通の方達もいる位です。
一般的に「灰汁 あく 取り」と言う行為を、和食専門店では、「灰汁引き」、魚の臭みを取り除くのも「湯引き」と表現します。一般には取ると言われる「出汁」も「引く」という表現が用いられるのです。ことほど左様に、和食には引算の美学が欠かせません。
近年、和洋折衷の創作料理がブームですが、弄 いじ り過ぎ、ごてごて足し過ぎ、飾り過ぎの日本料理が散見されます。それらは確かに目新しいのかも知れませんし、美味しいものもあるけれど、やはり味に纏 まと まりの無い事が多い。
重よしは、素材の旨味を如何に引出すかに焦点を当て、和食の本道を突き進んでいるように思われます。ですから、何をいただいても美味しいのでしょう。





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日本料理 神宮前 原宿 和食


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京料理 と村 永見隆幸 再訪 虎ノ門 [永見隆幸 飲食店]



音楽家、著作家、舞台ディレクター、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督、ザ・ディライトフル・カンパニー芸術監督の 永見隆幸先生が 東京の虎ノ門にある京料理「と村」を再訪されました。



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永見隆幸先生(右)と村 ご主人の戸村仁男さん(左)





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京料理と村は、食通が最後にたどり着く店とまで言われる玄人好みの名店です。以前にミシュランを返上したという噂もありました。





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京料理「と村」ご主人の戸村仁男 TOMURA Kimio さんは、昭和三十三年=1958年生れ。京都「嵐山吉兆」で13年修業し、「京味」の西さんが50代の頃に西さんの弟子だったそうです。平成四年=1992年、京料理「と村」を赤坂に開店し、平成十九年=2007年、虎ノ門に移転。紹介制で一見お断りの「と村」は、今となっては手に入らぬ 尾州桧 びしゅうひのき のカウンター六席と個室二部屋がある京料理の店です。





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グジ蓮蒸葛餡掛





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鰻飯蒸





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丹波黒豆





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水芋





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Tokyo Bay Scampi


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活赤座海老塩茹 東京湾産





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松葉蟹 浜坂産


越前蟹を食べに毎年欠かさず福井へ行っていたけれども、「と村」で蟹を食べてからというもの、福井へ行かず、いつも「と村」で蟹を食べるようになったという方が、結構多いのだとか。





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蟹味噌





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醤油差





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香箱蟹/勢子蟹 餅米





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水物





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蓮根餅


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黄粉 きなこ





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永見先生が戴かれた と村の御土産





永見先生に京料理「と村」について伺いました。


四季折々、その時にしか口にできない最上の料理を揃えると、高い評価を得ているのが京料理「と村」です。長年にわたって生産者との信頼関係を構築し、食材を深く理解するが故に、その旨さを引出すことができるのでしょう。戸村さんは、料理に手を加え過ぎず、素材のよさを極限まで引出します。言い換えれば、提供される旬の厳選食材も大将の腕前も超一流。表面上は同じ季節の同じ料理に見えても、戸村さんの料理は、日々改良されて進化し、小ぢんまり纏まらず、力があります。だからこそ、「と村」は、食通が最後にたどり着くとまで言われる玄人好みの名店なのです。
戸村さんは、一見、強面 こわもて で寡黙に思えますが、実際は、話題も豊富で、陶芸や絵画などにも造詣が深く、気さくに話をしてくださる方です。





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永見隆幸 青藍丸万 再訪 日本料理 和食 [永見隆幸 飲食店]



音楽家、著作家、舞台ディレクター、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督、ザ・ディライトフル・カンパニー芸術監督の 永見隆幸先生が 日本料理の 青藍丸万を再訪されました。



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青藍丸万は、紹介制、一見お断り、住所連絡先等非公開の店です。





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鱈白子 擂 すり 流し





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香箱蟹/勢子蟹

永見先生が仰 おっしゃ るには、蟹は勿論のこと、ジュレが素晴らしく、酸味が強すぎず甘くもなくて蟹の旨さを引立てているそうです。





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蟹真薯





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鉄刺 てっさ 鉄皮 てっぴ





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須萬/灸鰹 やいとがつお

これも永見先生の大好物の一つ





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山葵漬





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海鼠腸蒸 このわたむし

永見先生によると、新腸 しんわた なので香りがとてもよいそうです。





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河豚唐揚





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鴨摘入 かも つみれ ジビエ Gibier





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河豚白子





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琵琶湖産 本諸子 もろこ

諸子にしろ氷魚にしろ琵琶湖産は格別と 永見先生。





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白甘鯛御飯

白甘鯛の御飯を出すところは殆どないと 永見先生は仰 おっしゃ います。グジと呼ばれる赤甘鯛も高級魚ですが、白甘鯛は、それ以上の超高級魚なのだとか。白皮 シラカワ とも呼ばれます。





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白甘鯛御飯





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煉切 ねりきり





永見先生に、青藍丸万 せいらん まるまん について伺いました。


一流店と言われる店の共通点は、先ず、下拵 したごしらえ や 仕込の凄さです。青藍丸万も然 しか り。極上の食材を用いて素材の旨さを最大限に引出す事を主眼に置いており、日本料理の本道を行く店と言ってよいでしょう。全てにわたって実に丁寧な仕事ぶりで、何をいただいても美味しい。





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喜代川 永見隆幸 訪問 日本橋 小網町 人形町 鰻 うなぎ 老舗 [永見隆幸 飲食店]



音楽家、著作家、舞台ディレクター、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督、ザ・ディライトフル・カンパニー芸術監督の 永見隆幸先生が、東京 日本橋 小網町にある鰻 うなぎ の老舗 喜代川を訪問されました。



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御座敷の入口はこちら





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喜代川は、明治七年=1874年の創業。昭和二年=1927年に建てられた店舗が、平成三十年=2018年、国指定の有形文化財に登録された。


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喜代川の建物は、木造二階建て、銅板葺一部瓦葺。
寄棟造 よせむねづくり の平入で、正面南端に切妻 きりづま 屋根の玄関を付け、背面に角屋を出す。
一階の外壁は、腰壁 こしかべ が 目透 めすかし の縦板張、その上部は土壁。二階の外壁は、腰壁が押縁下見板張 おしぶちしたみいたばり、その上部は漆喰 しっくい
建築様式は、草庵 そうあん 風茶室の意匠や手法を取入れた数寄屋造 すきやづくり





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御座敷の玄関





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何と、喜代川の招木 まねき 看板は、永見先生と親交のある橘右之吉師匠の手になるものです。





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㐂代川さま

 美味鰻
 夏に食う馬鹿
 冬食わぬ馬鹿

渡辺淳一


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渡辺淳一は喜代川の贔屓で、彼の作品『化身』の舞台にもなっている。二階に主人公の秋葉と恋人の霧子が食事をしたとされる三畳間の座敷があり、それに因んで「霧子の間」と名付けられた。残念ながら今は「霧子の間」を見る事が出来ない。

谷崎潤一郎も喜代川の贔屓で、『幼少時代』に「今もあるはずの、小網町の喜代川という鰻屋の鰻もよく御馳走になった」と記している。





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東京 高名鰻蒲焼店取組番附 明治十七年五月十日

喜代川の名前も最上段にあります。





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二階から階下を臨むとこんな具合。


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永見先生が食事をされた座敷席は二階にあります。





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二階に上ると渡辺淳一の描いた画が三点





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二階の坪庭

正面に「霧子の間」


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左側が「霧子の間」





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床の間を背に着座される永見先生





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鰻の肝焼





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鰻冊 うざく





永見先生は、ほかにも白焼や鰻巻などをお召上りになりましたが、写真を撮り損ねて仕舞いました。





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御食事


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鰻重


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肝吸





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水物





喜代川の鰻は、噂に違わぬ美味しさなのだとか。





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金田中 新橋 永見隆幸 再訪 老舗料亭 [永見隆幸 飲食店]



音楽家、著作家、舞台ディレクター、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督、ザ・ディライトフル・カンパニー芸術監督の永見隆幸先生が、東京 新橋の 日本を代表する老舗料亭 金田中 かねたなか を再訪されました。



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新喜楽と共に二大料亭と称される 金田中 かねたなか は、大正時代の半ば木挽町に創業。夜席は一見お断りの紹介制。芸者衆の華を添えて、旬の食材を活かした喰切り料理が信条。金田中の松本昇総料理長は、本年、黄綬褒章に輝いた。


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永見隆幸先生

お召になっているヴィキューナ Vicuna の ロング・オゥヴァー・コートは、天皇陛下のテイラーとして知られる服部晋さんが永見先生のために仕立ててくださったものです。このコートを着こなせる方は中々いらっしゃいません。





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新ばし金田中


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金田中の玄関


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白洲


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そう言えば 何と この日は 赤穂義士討入の日!





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床の間


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この障子を開けると先ほどの白洲が見られます。





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本間から見た次の間





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床の間の前に着座される永見先生





永見隆幸
NAGAMI Takayuki

音楽家/著作家/舞台ディレクター
20代から30代の殆どを欧米で過ごし、国際的な実力派アーティストとして活躍。クラシック、現代音楽、ジャズを中心に数々のオーケストラと共演する。

ヘンデルなどのバロック・オペラや、モーツァルトの『魔笛』タミーノ、『コジ・ファン・トゥッテ』フェランド、『後宮からの誘拐』デルモンテや、ヴェーバー『魔弾の射手』マックスなどの独墺系オペラをはじめ、ビゼー『カルメン』ホセ、ヴェルディ『椿姫』アルフレード、プッチーニ『ラ・ボエーム』ロドルフォほか、オペラやオペレッタの主演多数。
ミュージカルでも、『ガイズ&ドールズ』ネイサン、『ラ・マンチャの男』ドン・キホーテ、『アニーよ銃をとれ オリジナル版』フランク、『キス・ミー・ケイト』フレッドなど数多くの主演を務め、『キャバレー』MCや『アニー』ウォーバックスなど、ユニークな役も演じている。

ヴェルヴェット・ヴォイスのマエストロと称され、トリノ王立歌劇場やカーネギー・ホールなどに出演する。数多くのコンサートでソリストを務め、指揮者や指導者としても定評がある。
日本では、文化庁芸術祭主催公演やNHKクラシック・スタジオなどに出演。

音楽家のデューマス博士が「アメリカ大学時代から彼はずっとスターだった」と語るように、BHSア・カペラ世界チャンピオン "Crossroads" との共演をはじめ、常に脚光を浴びている。

メリー・アーティスツ・カンパニーにおいて、全公演の芸術監督と、『カーテン・アップ』グラン公爵役、『ザ・ヴォイス Frank Sinatra』フランク・シナトラ役、『ラプソディーdeパパ』ジョージ・ガーシュウィン(ガーション)役、『ベリー・メリー・クリスマス』アーヴィング・バーリン役、『ザ☆ブロードウェイ』バーディ・ウォリントン役、『BOBBY』ボビー・ダーリン役ほか、多くの主役を務めた。

ジャズでは、スタンダードの歌唱が心に残ると言われ、ビッグ・バンドと渡り合う圧倒的な存在感や抜群の表現力が高い評価を得ている。
メリー・アーティスツ・ジャズ・オーケストラ MAJO のリード・ヴォーカリスト Lead Vocalist。CD『My Blue Heaven』『Joyful Christmas』などをリリース。現在、新録音進行中。

東海地方においても活躍。芸術創造センター開館30周年記念公演『Mr.ブロードウェイ』で主演のジョージ・M・コーハン役、名古屋市民芸術祭主催公演『マイ・ブルー・ヘヴン』では指揮者のみならず上等兵の英霊とジャズ・シンガーの二役を務め、絶賛された。放送300回を超えて長寿番組となった毎週土曜日15:55放送のラジオ番組 FM AICHI 80.7「サウンド・ステップス」のレギュラー・ゲストとしても知られる。

天才肌で芸術家気質の行動人、論理的かつ哲学的な思惟の人、という二つの面を併せ持つと文芸評論家の清水信に評された。芸術評論家の馬場駿吉は、「永見隆幸は多面体、その核心には強い自由の希求がある。」と述べている。芸術家として様々な顔を持ちながら、話題性や知名度に関心を示さず、謎に包まれたアーティストして知られる。
美術にも造詣が深く、「目利き めきき」や「見巧者 みごうしゃ」と呼ばれている。
著書に、『銀の光輝-しろがねのこうき』(NG出版)など。

現在、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督、ザ・ディライトフル・カンパニー Artistic Director、東京二期会 会員、ほか。
(プロフィール作成:ザ・ディライトフル・カンパニー)





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永見先生を囲んで 新橋芸者衆





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地方さんの準備も万端

歳末らしく、木遣崩 きやりくず し、奴さん、かっぽれなど、華やかで賑やかな踊りが披露されました。





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永見隆幸先生(右)
金田中女将の岡副徳子さん(左)

女将が御挨拶にみえた折に、うっかり写真を撮るのを失念しましたので、9月に撮影したものを代りに載せる事に致しました。諸般の事情をご賢察の上ご高承賜りますよう お願い申し上げます。





立方 たちかた:踊り手



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背の高い永見先生を見上る 新橋 加津代 かつよ 姐さん

置屋「千代田」三代目女将の 加津代 姐さんは、東京でも「芸の新橋」と称される大きな花街において、花柳流を代表する「踊りの名手」として知られています。まさに新橋の大御所!
この日も、秀千代 姐さんと「喧嘩かっぽれ」を披露してくださいました。
永見先生は、幇間 ほうかん(太鼓持)の 喧嘩かっぽれをご覧になったことはあるそうですが、芸者衆の喧嘩かっぽれが初めてで「眼福 がんぷく」と仰 おっしゃ ってみえました。


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外野の野次に破顔一笑の加津代 かつよ 姐さん

永見先生も笑いを堪えて この表情

先生の御座敷は終始和やかで楽しい雰囲気


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新橋 加津代 かつよ 姐さん(右:花柳流)





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新橋 秀千代 ひでちよ 姐さん(右:花柳流)





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新橋 ぼたん 姐さん(右:花柳流)





地方 じかた:演奏者



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新橋 照代 姐さん(右:長唄)





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新橋 小雪 姐さん(右:清元)





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新橋 百々香 姐さん(右:囃子)





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金田中玄関にて永見先生をお見送りくださる新橋芸者衆





永見先生に金田中について伺いました。


何をいただいても美味しい。素材がよく吟味されており、仕込や下拵えも見事。建物も設えも素晴らしく、正に五感で味わう場と言えましょう。中居さんも芸者衆も実に細やかな心配りで、真の「持成 もてな し」も堪能することが出来ます。





ご贔屓 ひいき 様のお招きや舞台の打合せなど 美味しいものを召上る機会の多い永見先生…

高級な料理しか召上らないかと思いきや、意外や意外、何でも口にされます。



永見先生曰 いわ く「人間も食物連鎖の中にいて、動物や植物の命をいただいて生きているのですから、アレルギーや病気でない限り、何でも感謝して有難く口に運ぶべきだと思います。腕利きの職人による高級食材を用いた料理も、家庭料理も、B級グルメも、楽屋弁当も、それぞれに異なる美味しさがあって、自分は、いずれも楽しんで食べています。至高の料理を追求することも大きな楽しみですが、だからと言って、食の多様性に背を向けるのは、豊かな食生活を自ら否定するようなものではないでしょうか。」



本質的な所で多様性の意義をご理解していらっしゃいますね。

世界各地で研鑽を積んで来られた方は 流石に仰 おっしゃ ることが違います!





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永見先生は、この日も、定宿にされている帝国ホテル東京にお泊りでした。

永見先生のホテル暮しは よく知られています。
舞台人として、アメリカ、ヨーロッパ、日本と、世界を駆巡る先生には、旅館やホテル暮し以外の選択肢が無いのかもしれません。

ロビー中央のシャンデリアは多田美波作「ゴールデンローズ」
金色の薔薇をイメージしており、368枚の淡黄色の硝子が用いられているのだとか。





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帝国ホテルのクリスマス・ツリー


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ロビー装花には赤薔薇プリザーブド・フラワー約千本が用いられているそうです。


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永見先生が宿泊されたフロアに飾られていた花





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帝国ホテル・スタッフのホスピタリティは世界でもトップ・クラス。特に、その細やかな心配りは、世界一なのではないかと永見先生は仰 おっしゃ います。





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ウェルカム・スウィーツ 御着菓子 おつきがし





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先生がお泊りになった部屋に飾られている花





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永見隆幸 金田中 訪問 
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新橋 老舗料亭


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まかない 㐂いち 銀座本店 永見隆幸 再訪 [永見隆幸 飲食店]



音楽家、著作家、舞台ディレクターで メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督の 永見隆幸先生が、東京中央区の銀座にある日本料理店「まかない 㐂いち」を再訪されました。


店主の千葉憲二さんは、宮城県 気仙沼市出身。日本料理の名店である京橋「ざくろ」や 熱海の料亭「小いずみ」で修行、日本橋「ざくろ」の料理長を経て、銀座「江島」の総料理長に。四十歳を過ぎてラーメン業界に転身し、葛西に「ちばき屋」を開店。日本ラーメン協会理事長を、設立から6期にわたって務めた。還暦目前の平成22年=2010年、銀座に復帰して『まかない㐂いち』を構える。



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フランスの美食ガイド La Liste(ラ・リスト)は、アルゴリズムに基づいたグルメ・ガイドとレビューの情報蓄積サイトです。信頼性の高いソースが世界中から年間を通して蓄積され、レストランの世界ランキングが決定されると言われています。
ラ・リストの創始者は、フランス観光開発機構理事のフィリップ・フォール。フィリップ・フォールは元駐日仏大使だったことでも知られています。
ラ・リスト2018年に選ばれた世界のトップ千軒のうち、日本のレストランが135軒も ランクイン。国別では第1回から日本がトップだそうです。そして、その中には、銀座「まかない 㐂いち」が!





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永見先生が注文されたお飲物は青汁





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口取 鮃昆布〆





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万願寺唐辛子





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薬味


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熊本産特上馬刺 㐂いち名物





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島辣韭 しまらっきょう





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縞鯵 しまあじ





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海蘊 もずく





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京菜 御浸 おひたし





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秋刀魚 さんま 刺身





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新銀杏 塩炒 しおいり





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㐂いちサラダ スペシャリテ





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酒盗 鰹 かつお





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白竜髭菜 ホワイト・アスパラガス 二種


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蕃茄撒拉托 トマト・サラダ





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果物蕃茄 フルーツトマト





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雑魚下 じゃこおろし





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味噌汁 鯛粗





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鯛拉麵 たいそば 天然鯛出汁塩味 㐂いち名物





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栗唐揚





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永見隆幸先生(左)まかない㐂いち店主の千葉憲二さん(右)





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まかない㐂いち 銀座本店


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永見隆幸 八勝館 再訪 田舎家 料亭 懐石 会席 日本料理 和食 [永見隆幸 飲食店]



音楽家、著作家、舞台ディレクターで メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督の 永見隆幸先生が、日本を代表する懐石料理の老舗料亭の一つ 八勝館 はっしょうかん を 再訪されました。



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八勝館の田舎家にて永見先生(右)八勝館 女将 杉浦香代子さん(左)





老舗料亭として全国に知られる八勝館の創業は 大正14年=1925年。明治時代に建てられた材木商 柴田孫助の別邸が、明治43年=1910年、料亭旅館 八勝館になった後のことです。八勝館の名称は、明治時代の真言宗の僧侶 雲照律師 うんしょうりっし による禅語「八勝道」が由来だそうです。ミシュラン星付の名店、北大路魯山人ゆかりの店としても知られています。


八勝館は、令和二年=2020年、国の重要文化財に指定されました。料亭建築とその一帯が指定されることは、極めて珍しく、歴史的価値が高いそうです。対象は、次の九棟と土地。

・玄関棟
明治中期の建築。式台、内玄関、玄関の間、応接室。
・松の間
明治中期の建築。
・御幸の間
昭和二十五年=1950年、昭和大帝の行幸に当り、堀口捨己の設計により建てられた。月見台が設けられている。
・新座敷
明治後期の建築。昭和二十八年=1953年、堀口捨己によって増築。紅梅の間、白菊の間、蘭の間、竹の間、松の間と次の間からなる。
・菊の間
明治後期の建築。昭和二十八年=1953年、堀口捨己によって改修。菊の間と次の間、紅葉の間と次の間からなる。
・田舎家
昭和十三年=1938年、滋賀県甲賀地区の古民家を移築。
・正門
明治時代中期の建築。
・西門
明治時代中期の建築。
・中門
明治時代中期の建築。





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八勝館正門に佇む永見先生


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八勝館正門は明治時代の建造物 国指定重要文化財 木造 桁行一間 梁間一間 茅葺及び桟瓦葺


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永見先生のお考えでは、この書が、東久世 通禧 ひがしくぜ みちとみ 伯爵のものではないかということでした。正二位に叙された方でこの御名前ですと、ほかに思い当る方がいらっしゃらないそうです。


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京都 祇園祭 後祭の曳山 ひきやま 鷹山 ようざん の厄除粽 やくよけちまき





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内側から観た八勝館正門





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正門近くにある八勝館の稲荷宮に目を留められた永見先生が早速お詣りされました。


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八勝館女将の杉浦香代子さんは、永見先生が、ちゃんと再拝二拍手一拝の正式な作法でお参りしてくださったと、甚 いた く感激していらっしゃいました。いつも永見先生は背筋がピンと伸びていらっしゃって素晴らしいと激賞。





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愈々 いよいよ 田舎家に向われます。


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八勝館の男衆


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永見先生のお召になっていらっしゃるディレクターズ・スーツ Director's suit は、「天皇陛下のテイラー」「皇室の仕立屋」として知られる服部晋さんが、英国最高級生地を用いて永見先生のために仕立ててくださったものです。





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先生の鞄を持って先導してくださいます。





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田舎家は離れなので庭を散策しながら向います。





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永見先生がよくご利用なさる「御幸の間」の前も通ります。

昭和天皇皇后両陛下がお泊りあそばされた 御幸 みゆき の間は、戦後の数寄屋建築 第一人者と謳われる一人 堀口捨己 ほりぐち すてみ の設計によるものです。
本間十六畳、次の間十畳、入側十六畳。
完成翌年の昭和二十六年=1951年、日本建築学会賞を受賞。日本の近代建築100選。令和二年=2020年、国の重要文化財に指定。





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こちらも国指定重要文化財の 中門 なかもん 木造 桁行一間 梁間一間 茅葺及び銅板葺


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四千坪の敷地を誇る八勝館の庭園を心行くまで堪能される永見先生





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田舎家(右)に到着された永見先生





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田舎家の庭


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八勝館 田舎家 いなかや

四百年程前の江戸時代初期に建てられた古民家で、昭和十三年=1938年、滋賀県甲賀郡より移築されました。

国指定重要文化財 木造、桟瓦葺、茅葺及び桟瓦葺、建築面積100.14平方メートル 一棟





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永見隆幸先生(右)八勝館 女将 杉浦香代子さん(左)





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八勝館女将の杉浦香代子さん(右)から説明を受けられる永見先生(左)





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田舎家 玄関


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土間 式台 上框 あがりかまち


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吹抜けの玄関





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玄関の吹抜け天井


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長押 なげし に掛る武士の槍





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床の間を背にして着座される永見先生


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掛軸の夢境が印象的





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田舎家の庭の景観


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旅枕 たびまくら 御着菓子 おつきがし ウェルカム・スウィーツ 

天皇皇后両陛下が昭和二十五年十月に八勝館へ行幸 みゆき あそばされた砌 みぎり、お召上がりになられた御菓子を再現したもの。





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先付 子持鮎 あゆ 煮浸 にびたし 衣被 きぬかつぎ 雲丹 うに 焼 蟹小菊巻 菊葉





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吸物 土瓶蒸


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はも 松茸 三葉 みつば 酢橘 すだち





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造里 つくり


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ひらめ 重造 赤貝 山葵 わさび 防風 南瓜 加茂川海苔 菊葉





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最高級の備長炭


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田舎家では、必ず板場さんが目の前の囲炉裏 いろり を用いて調理してくれます。





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焼物





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雲子 くもこ の串打 極めて難しそうです。


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雲子塩焼 降柚子





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真名鰹 まながつお 幽庵焼 ゆうあんやき 法蓮草 焼椎茸 もって菊柚子浸





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煮物


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甘鯛酒蒸 春菊餡 小蕪 こかぶ 含煮 ふくめに 松傘慈姑 まつかさ くわい 秋縞大角豆 あきしまささげ





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御飯


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実に美しい黄金色 こがねいろ


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銀杏 ぎんなん 油揚飯 土鍋炊





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止椀 香物





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八丁手前味噌 揚粟麩 あわぶ 滑子 なめこ 浅葱 あさつき





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水物


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黒蜜


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八勝布丁芭菲 プリンパフェ 女無天 ミント 涼水 りょうすい 光輝麝香葡萄 シャインマスカット 臍橙 ネーブル 長野紫葡萄 ナガノパープル


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庭から眺める田舎家の屋内





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田舎家を後にされる永見先生





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田舎家の庭に流れるこの小川


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八勝館の池に流れ着きます。





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八勝館の池 奥に見えるのは昭和大帝がお泊りになった御幸の間





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右手に見ゆる田舎家





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左手には永見先生がよくご利用なさる「御幸の間」

昭和天皇皇后両陛下がお泊りあそばされた 御幸 みゆき の間は、戦後の数寄屋建築 第一人者と謳われる一人 堀口捨己 ほりぐち すてみ の設計によるものです。
本間十六畳、次の間十畳、入側十六畳。
完成翌年の昭和二十六年=1951年、日本建築学会賞を受賞。日本の近代建築100選。令和二年=2020年、国の重要文化財に指定。


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国指定重要文化財 八勝館中門 なかもん にて 永見隆幸先生(左)八勝館 女将 杉浦香代子さん(右)





永見先生に八勝館について伺いました。


何をいただいても美味しい。素材がよく吟味されており、仕込や下拵えも見事で、火の入れ具合が絶妙。建築も庭も素晴らしいし、設えもよく、素人受けしそうな 虚仮威 こけおどし の演出が無いので、本来の意味において、五感で全てが楽しめると言ってよいと思います。





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ご贔屓 ひいき 様のお招きや舞台の打合せなど 美味しいものを召上る機会の多い永見先生…

高級な料理しか召上らないかと思いきや、意外や意外、何でも口にされます。



永見先生曰 いわ く「人間も食物連鎖の中にいて、動物や植物の命をいただいて生きているのですから、アレルギーや病気でない限り、何でも感謝して有難く口に運ぶべきだと思います。腕利きの職人による高級食材を用いた料理も、家庭料理も、B級グルメも、楽屋弁当も、それぞれに異なる美味しさがあって、自分は、いずれも楽しんで食べています。至高の料理を追求することも大きな楽しみですが、だからと言って、食の多様性に背を向けるのは、豊かな食生活を自ら否定するようなものではないでしょうか。」



本質的な所で多様性の意義をご理解していらっしゃいますね。

世界各地で研鑽を積んで来られた方は 流石に仰 おっしゃ ることが違います!





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八重洲 はし本 鰻 永見隆幸 訪問 東京 旧日本橋 [永見隆幸 飲食店]



音楽家、著作家、舞台ディレクター、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督、ザ・ディライトフル・カンパニー芸術監督の永見隆幸先生が、東京の「鰻 八重洲 はし本」を訪問されました。



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老朽化により令和4年11月から、木造二階建の店舗を建替えると耳にされた永見先生は、10月、鰻料理の名店「八重洲 はし本」を訪問されました。





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店舗一階





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永見先生のお部屋は二階にある掘炬燵 ほりごたつ 席の個室


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昭和の趣ある座敷





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先付 鰻のハム




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はし本定番の前菜
・有機韮ヒレ巻串(奥)
・鰻ムースのゼリー寄(左)
・鰻巻 うまき(右)





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鰻刺 うなさし(右)琵琶鱒 びわます(左)


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鰻白焼 しらやき


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鰻肝焼





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鰻捏 つくね





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鰻冊 うざく





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骨煎餅と有機野菜漬物





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鰻重と肝吸 きもすい


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本日の鰻は宮崎佐土原の和匠鰻 わしょう うなぎ





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紫芋のアイスクリームと京都一保堂冷茶





永見先生に伺ったところ、東京には鰻の名店が数多く存在するそうです。それもそのはず、江戸前と言えば寿司を連想しますが、元々は鰻の枕詞 まくらことば だったのだとか。八重洲はし本も永見先生のお好きな名店の一つと仰 おっしゃ っていました。





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この日も、先生は、定宿にされている 帝国ホテル東京 Imperial Hotel Tokyo に滞在されました。

永見先生のホテル暮しは、よく知られています。舞台人として、アメリカ、ヨーロッパ、日本と、世界を駆巡る先生にとって、ホテル暮らし以外の選択肢は、無いのかもしれません。

「雨露さえ凌ぐことが出来れば、泊るのは、どこでも構いません。」と、先生は 仰 おっしゃ いますけれど、永見先生をお招きする側の方々が、そういう訳には行かないのでしょうね。





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味満ん 河豚料理 永見隆幸 訪問 東京 六本木 [永見隆幸 飲食店]



音楽家、著作家、舞台ディレクター、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督、ザ・ディライトフル・カンパニー芸術監督の永見隆幸先生が、東京の六本木にある河豚料理「味満ん あじまん」を訪問されました。



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永見隆幸先生(左)味満ん松原家ご長男(右)





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味満んは東京を代表する河豚料理の老舗。紹介制です。食通の間では、味満んの河豚は別格、最高峰の河豚料理店、日本一の河豚専門店などと高い評価を得ています。家族経営で丁寧な調理と接客が評判、常連客の多いことでも知られるミシュラン星付の名店です。





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味満んの一番小さな個室にて食事をされた永見先生





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個室の席から見た入口


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入口に置かれた色紙

武蔵野の 桔梗 苅萱 かるかや 女郎花 おみなえし 招く尾花に浮々 うかうか と 月も心で品定め 何れに宿らん露の上

こういう端唄の類までご存知の永見先生、どこまで守備範囲が広いのやら。ご本人は、知らない事の方が圧倒的に多いと、謙虚に仰 おっしゃ いますが、永見先生は、あらゆる芸術文化について造詣が深くていらっしゃいます。





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味満ん名物の口取「白魚と長芋」





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新烏賊刺身





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小肌酢〆





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子持昆布





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水雲 もずく





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河豚煮凝 にこごり





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薬味





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味満ん名物 肝垂 きもだれ(左)ポン酢(右)





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鉄刺 てっさ 河豚刺身 これで一人前!





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河豚塩焼





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河豚唐揚二切 凄いヴォリューム!





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永見先生 余りの美味しさに河豚塩焼を お代り!





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河豚雑炊


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最後までペロリと召上られたそうです。





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水物





永見先生に「味満ん」について伺いました。


天然の最高級虎河豚 とらふぐ という極上の食材を用い、素材の旨さを最大限に引出していると思います。日本全国の河豚料理店を制覇した訳ではありませんが、河豚料理最高峰の一角を占める事は間違いないでしょう。家族経営の丁寧で気さくなホスピタリティにも大いに好感が持てます。





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