SSブログ

竹葉亭木挽町本店 永見隆幸 訪問 鰻 日本料理 東京 銀座 [永見隆幸 飲食店]



音楽家、著作家、舞台ディレクター、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督、ザ・ディライトフル・カンパニー芸術監督の 永見隆幸先生が 東京銀座にある 鰻と日本料理の 竹葉亭 ちくようてい 木挽町 こびきちょう 本店 を訪問されました。





taka chikuyoutei-1.JPG
永見隆幸先生(左)竹葉亭木挽町本店 大女将 別府淳子さん(右)

大女将 別府淳子さんは 六代目当主 別府克己さんの御内儀。
駒形どぜう五代目 越後屋助七こと渡辺繁三さんの御長女です。





この記事も、広範囲で芸術文化に造詣の深い永見隆幸先生より承 うけたまわ った話を基に、纏めました。





taka chikuyoutei-2.JPG
竹葉亭木挽町本店





竹葉亭は、慶応二年=1866年、初代 別府金七が、現在の新富町一丁目一番地に当る 江戸大富町浅蜊河岸にて留守居茶屋として創業。
往時は江戸に、剣術の三大道場、神田の千葉周作「玄武館」、九段の斎藤弥九郎「練兵館」、浅蜊河岸の桃井春蔵「士学館」があった。竹葉亭は、土佐の武市半平太や岡田以蔵や士学館四天王と謳 うた われた上田馬之助や阪部大作らが通った桃井道場「士学館」門下生の「刀預り所」という役目の「留守居茶屋」であった。明治九年=1876年の廃刀令に前後して酒や蒲焼を供する店になる。古くは酒を「ささ」と呼んだので、それに因んで屋号を「竹葉亭」とした。
大正十二年=1923年の関東大震災を機に、新富町にあった店を木挽町と呼ばれていた現在の銀座へ移転。座敷は、大正十三年=1924年に建てられた当時のまま。





taka chikuyoutei-3.JPG





竹葉亭は、客に媚びない店主の人柄も評判で、旧大名家の毛利家や黒田家にも贔屓にされたそうです。
竹葉亭に通った事で知られるのは、画家の岸田劉生、小説家俳人の高浜虚子、物理学者にして文学者の寺田寅彦、精神科医にして歌人の斎藤茂吉、国文学者の池田彌三郎、実業家で政治家の小林一三、陶芸家のバーナード・リーチ、陶芸家の北大路魯山人、小説家の司馬遼太郎、文学者のドナルド・キーン、小説家の池波正太郎、歌舞伎役者の七代目 尾上梅幸、歌舞伎役者の尾上菊之助ら、錚々たる顔触れ。

夏目漱石『吾輩は猫である』、泉鏡花『婦系図』、永井荷風『断腸亭日乗』や 林芙美子の作品などに「竹葉亭」が登場することでも、よく知られています。





taka chikuyoutei-5.JPG
永見先生が食事を召上る御座敷の入口はこちら





taka chikuyoutei-6.JPG





taka chikuyoutei-7.JPG





taka chikuyoutei-8.JPG





taka chikuyoutei-10.JPG





taka chikuyoutei-11.JPG





taka chikuyoutei-12.JPG






taka chikuyoutei-15.JPG





竹葉亭の庭は、「洗月泉石組」「相君泉石組」を発見した銀閣寺の庭師として知られる田中泰阿弥 たなか たいあみ が、昭和二十八年=1953年に作庭したとされる資料が残っているそうです。





taka chikuyoutei-16.JPG





taka chikuyoutei-17.JPG





taka chikuyoutei-18.JPG





竹葉亭では、大工仕事を数寄屋建築を専門とする新橋の叶家、経師 きょうじ は中目黒の原清広堂、畳は日本橋兜町の新藤商店、額装や掛軸の直しは萩中の友野表具店、重箱や椀など漆器の塗直しは加賀山中温泉の佐竹辰五郎商店、それぞれに依頼しているのだとか。





taka chikuyoutei-20.JPG
床の間を背にして着座される永見先生





taka chikuyoutei-21.JPG


taka chikuyoutei-22.JPG


taka chikuyoutei-23.JPG





taka chikuyoutei-25.JPG





taka chikuyoutei-26.JPG
海蘊 もずく





taka chikuyoutei-27.JPG
御浸 おひたし





taka chikuyoutei-28.JPG
鰻巻 うまき





taka chikuyoutei-30.JPG
鰻柵 うざく





taka chikuyoutei-31.JPG
鰻肝焼





taka chikuyoutei-32.JPG
鰻白焼





taka chikuyoutei-33.JPG
御食事


taka chikuyoutei-35.JPG
肝吸 きもすい


taka chikuyoutei-36.JPG
蒲焼





taka chikuyoutei-37.JPG
水物





永見先生に竹葉亭について伺いました。


竹葉亭の料理は、鰻を筆頭に、噂に違わぬ美味しさです。庭も設えも素晴らしく、まさに五感を駆使して楽しむ料理や空間と言えましょう。





taka chikuyoutei-38.JPG





ご贔屓 ひいき 様のお招きや舞台の打合せなど 美味しいものを召上る機会の多い永見先生…

高級な料理しか召上らないかと思いきや、意外や意外、何でも口にされます。



永見先生 曰 いわ く「人間も食物連鎖の中にいて、動物や植物の命をいただいて生きているのですから、アレルギーや病気でもない限り、何でも感謝して有難く口に運ぶべきだと思います。腕利きの職人による高級食材を用いた料理も、家庭料理も、B級グルメも、楽屋弁当も、それぞれに異なる美味しさがあって、自分は、いずれも楽しんで食べています。至高の料理を追求することも大きな楽しみですが、だからと言って、食の多様性に背を向けるのは、豊かな食生活を自ら否定するようなものではないでしょうか。」



本質的な所で多様性の意義をご理解していらっしゃいますね。

世界各地で研鑽を積んで来られた方は 流石に 仰 おっしゃ ることが違います!





taka chikuyoutei-50.JPG
永見先生は、この日も、定宿にされている帝国ホテル東京にお泊りでした。

永見先生のホテル暮しは よく知られています。
舞台人として、アメリカ、ヨーロッパ、日本と、世界を駆巡る先生には、旅館やホテル暮し以外の選択肢が無いのかもしれません。





taka chikuyoutei-51.JPG





永見隆幸の最新プロフィールはコチラ!
 ↓
http://merry-uta.blog.so-net.ne.jp/2016-12-11
 ↑
This is Takayuki NAGAMI!


ディライトフル・グループ HP
 ↓
http://www.delightful-group.com/
 ↑
Delightful Group HP


永見隆幸 オフィシャル・ウェブサイト
 ↓
http://www.nagamitakayuki.com/
 ↑
NAGAMI Takayuki official website


メリー・アーティスツ・カンパニー
オフィシャル・ウェブサイト
 ↓
http://www.merry-artists-company.com/
 ↑
Merry Artists Company official website


ザ・ディライトフル・カンパニー社長ご挨拶
 ↓
https://merry2.blog.so-net.ne.jp/2018-01-28
 ↑
TDC president greetings


メリーのブログ管理人ご挨拶
 ↓
http://merry2.blog.so-net.ne.jp/2018-01-30
 ↑
MAC Website Manager

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。