志摩観光ホテル ザ・クラシック 永見隆幸 再訪 三重 志摩 令和五年二月 [永見隆幸先生information]
音楽家、著作家、舞台ディレクター、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督、ザ・ディライトフル・カンパニー芸術監督の 永見隆幸先生が 三重の志摩にある 志摩観光ホテル「ザ・クラシック」を再訪されました。
志摩観のお部屋にて寛 くつろ がれる永見隆幸先生
志摩観光ホテルは、昭和二十六年=1951年の開業以来、伊勢志摩、賢島の高台に戦後初の純洋式ホテルとして、皇族をはじめ、多くの賓客を持成して来た。
伊勢志摩国立公園内に位置し、「日本の夕陽百選」にも選ばれた英虞湾の夕景や、緑豊かなリアス海岸、真珠筏が浮かぶ日本の原風景を楽しむ事が出来る。
第五代 高橋忠之総料理長が生出した「鮑ステーキ」や「伊勢海老クリームスープ」などの「海の幸フランス料理」は ホテルの伝統料理として今も引継がれている。
耐震改装工事を経て「ザ・クラシック」に改名し、平成二十八年=2016年6月、リニューアルオープン。G7伊勢志摩サミット2016のメイン会場にもなった。
昭和大帝が初めて行幸あそばされたのは昭和二十六年=1951年11月。
翌年の正月に発表された御製
「色づきし さるとりいばら そよごの実 目にうつくしき この賢島」
爾来5回に亘って行幸あそばされている。上皇上皇后両陛下、天皇皇后両陛下におかせられても、行幸啓あらせられた。
故に、皇室御用達ホテルと称せられ、伊勢志摩の迎賓館と謳われている。
大勲位 安倍晋三総理大臣、オバマ米国大統領、EUで最も強力な権限を持つ欧州委員会委員長ジャン=クロード・ユンケル(第12代)、EU 欧州連合の元首に当る欧州理事会議長ドナルド・トゥスク(第2代)、文学者の三島由紀夫、芥川賞作家の井上靖ら、数多くの著名人が宿泊している。
志摩観光ホテル ザ・クラシックは、旧赤坂離宮の迎賓館本館や日生劇場などを手掛けた昭和を代表する建築家の「巨匠」村野藤吾が設計、60歳の折に竣工した代表作と言われている。
村野藤吾 MURANO Togo
明治二十五年=1891年~昭和五十九年=1984年
日本建築家協会会長、イギリス王立建築学会名誉会員、アメリカ建築家協会名誉会員などを歴任。
志摩観光ホテル「ザ・クラブ」は、昭和十八年=1943年に村野藤吾の設計で建てられた三重の鈴鹿海軍工廠第一会議所の主要部分を移築改装し、昭和二十六年=1951年に建設された。ホテルのデザインは自ら手がけた「叡山ホテル」がモデル。
鈴鹿海軍工廠の建設に際しては、百五銀行頭取であった川喜田久太夫政令 かわきた きゅうだゆう まさのり 号 半泥子が、自邸「千歳山荘」の洋館と書院と共に、邸内に自生する大量の松の大木を海軍に献納、第一会議所の建物はこの時の松材を用いて建てられた。
小説家の山崎豊子も、昭和三十年=1955年より平成十九年=2007年まで、頻繁に志摩観光ホテルを利用した。映画化ドラマ化もされた『華麗なる一族』の舞台になったのが当ホテル。デビュー作『暖簾』から『白い巨塔』や『沈まぬ太陽』に至るまで、新作を執筆する際には必ず宿泊していたと言われている。
チェック・イン check in される永見先生
永見先生が仰 おっしゃ るには、格はあってもシンプルで物々しくないのが志摩観光ホテル。
永見先生がお泊りになった御部屋「クラシック・アンバサダー Classic Ambassador」
村野藤吾の設計によるもので、家具なども含め、当時の姿を最もよく留めている部屋なのだそうです。
部屋の内側から入口を見たところ
パーラー・ルーム Parlor Room の デスク
永見先生お召しのモーニング・コート morning dress は、フォーマル用世界最高級ヴィンテージ生地と謳われる レッサー&サンズ H.Lesser & Sons のものを用いて、天皇陛下のテイラーとして知られる服部晋さんが、永見先生のために仕立ててくださったものです。
縞ズボン striped trousers も同様に、1836年=天保六年(第百二十代 仁考天皇 江戸幕府第十一代征夷大将軍 徳川家斉)、ロンドンのボンドストリートで創業した世界最古のマーチャントであるホーランド&シェリー Holland & Sherry の生地を用いて服部晋さんが仕立ててくださいました。
パーラー・ルーム Parlor Room の 応接セット
寝室の入口から見た パーラー・ルーム Parlor Room
寝室
寝室の鏡台
バスルーム bathroom の 洗面台
浴槽 bathtub
シャワー・ルーム shower room(左手奥)
永見先生の御部屋「クラシック・アンバサダー Classic Ambassador」から見る英虞湾の景色
ザ・クラッシックの「ラ・メール La Mer」が改修中のため利用できなかったので ザ・ベイスイートで御食事を召上る永見先生
志摩観光ホテル「ザ・ベイスイート」のフレンチ・レストラン「ラ・メール La Mer」
このディレクターズ・スーツも、最高級英国生地を用いて、天皇陛下のテイラーとして知られる服部晋さんに仕立てて戴いたものです。
志摩観光ホテル「ザ・ベイスイート」のフレンチ・レストラン「ラ・メール La Mer」の永見先生
アミューズ・ブーシュ amuse-bouche 生ハム 苺
ラ・メール特製サラダ
コーン・ポタージュ Potage creme de mais
ラ・メール特製 鮑ステーキ
ラ・メール特製パン
松阪牛フィレ肉ステーキ トリュフ・ソース
フルーツ盛合
御茶菓子 mignardises ミニャルディーズ
永見先生はエスプレッソ espresso をダブルで注文されました。
志摩観光ホテル「ザ・ベイスイート」の ラ・メールから眺める景色
左下に見られるのが 賢島大橋 かしこじま おおはし
英虞湾に浮ぶ賢島の入口に当る橋だそうです。
志摩観光ホテル「ザ・クラブ」の入口
この入口は、志摩観光ホテル旧本館のエントランスに当る。
ザ・クラブは、平成十八年=2006年頃まで宿泊施設として使われていたそうですが、現在は、カフェ&ワインバー「リアン Lien」、鉄板焼レストラン「山吹」 、茶室「愚庵」、伊勢志摩サミットギャラリーなどの入るパブリック・スペースとして用いられています。
村野藤吾設計の階段 蹴上120mm 踏面350mm
開業時のホテルの玄関だった ザ・クラブ入口から2階へ上るこの階段は、移築した時にホテルに合せて作られたそうです。
スイスのシイベルヘグナー SiberHegner & Co.製大時計
昭和五年=1930年から昭和四十五年=1970年まで、近鉄の標準時計として活躍していたのだとか。
2016年に開催されたG7伊勢志摩サミットの際、ザ・クラブの カフェ&ワインバー「リアン」における各国首脳のワーキングランチで使われたテーブルが、ロビーに展示されている。
京都出身の和紙デザイナー堀木エリ子の手になる作品「光壁」
古来伝わる「透かし」の抄紙技術が用いられているのだとか。和紙に合せガラス加工し、和紙の質感を損なわぬよう、ガラス表面に無反射加工を施しているそうです。
永見先生が腰掛けていらっしゃるのは 小説家 山崎豊子が執筆に用いた机と椅子
志摩観光ホテル宿泊棟「ザ・クラッシック」とパブリック・スペース「ザ・クラブ」の境界になっている壁の装飾
ザ・クラッシックの通路に掛けられている 小磯良平のエッチング 銅版画
ミキモト MIKIMOTO
宿泊客限定の ゲスト・ラウンジ Guest Lounge 入口
ゲスト・ラウンジで軽食を済まされた永見先生
ゲスト・ラウンジのリーディング・ルーム
永見先生の背後にあるのがリスニング・ルーム
ゲスト・ラウンジで寛 くつろ がれる永見先生
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