カーテン・アップ リハーサル 読合せ at メリスタ 永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー2022ミュージカル CURTAiN UP Sarah Bernhardt [メリー情報]
永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー2022ミュージカル『CURTAiN UP カーテン・アップ Sarah Bernhardt』の 読合せなどのリハーサルが、メリスタ(メリー・アーティスツ・カンパニー専用スタジオ)にて行われました。
タカさんブチさん名コンビ再び!
永見隆幸先生(左:グラン公爵役)
羽根渕章洋さん(右:天才シェフのオーギュスト・エスコフィエ役)
羽根渕さんは、メリー・アーティスツ・カンパニー『ザ☆ブロードウェイ』で、伝説のダンサーで振付師のマイケルB.B.役を務め、好評を博しています。
およそ25年間にわたって劇団四季に在籍、数々の主演や重要な役柄を務められました。現在はフリーで活動されています。今なお現役バリバリ!
サラ・ベルナールとグラン公爵
永見先生(左:グラン公爵役)
五東由衣さん(右:タイトルロールのサラ・ベルナール役)
五東由衣さんは、メリー・アーティスツ・カンパニー『ザ☆ブロードウェイ』往年の大女優ローズマリー・シンプソン役で好評を得ました。
約20年にわたり劇団四季に在籍、数多くの主演や重要な役柄を務めていらっしゃいます。現在、洗足学園音楽大学ミュージカルコース講師。
名古屋を中心に東海地方で活動する役者の福田敏一さん。舞台、テレビ、映画、CMと、幅広く手がけていらっしゃるので、ご存知の方も多いのでは。
ミュージカルは、メリー・アーティスツ・カンパニーにしか出たことがないのだとか。メリーのリハがとても楽しいと語る福田さん。今回は執事のバジル役。5回連続の出演!
苗字を「ふくた」さんと発音、濁らないのでご注意ください。
集合時刻前であるにも拘らず真剣に台本を読み込むキャスト
読合せ
永見先生は、読合せを疎 おろそ かにしては絶対よい舞台など出来ないと仰 おっしゃ います。
指導に当られる永見先生
永見隆幸
NAGAMI Takayuki
音楽家/著作家/舞台ディレクター
20代から30代の殆どを欧米で過ごし、国際的な実力派アーティストとして活躍。クラシック、現代音楽、ジャズを中心に数々のオーケストラと共演する。
ヘンデルなどのバロック・オペラや、モーツァルトの『魔笛』タミーノ、『コジ・ファン・トゥッテ』フェランド、『後宮からの誘拐』デルモンテや、ヴェーバー『魔弾の射手』マックスなどの独墺系オペラをはじめ、ビゼー『カルメン』ホセ、ヴェルディ『椿姫』アルフレード、プッチーニ『ラ・ボエーム』ロドルフォほか、オペラやオペレッタの主演多数。
ミュージカルでも、『ガイズ&ドールズ』ネイサン、『ラ・マンチャの男』ドン・キホーテ、『アニーよ銃をとれ オリジナル版』フランク、『キス・ミー・ケイト』フレッドなど数多くの主演を務め、『キャバレー』MCや『アニー』ウォーバックスなど、ユニークな役も演じている。
ヴェルヴェット・ヴォイスのマエストロと称され、トリノ王立歌劇場などに出演する。数多くのコンサートでソリストを務め、指揮者や指導者としても定評がある。
日本では、文化庁芸術祭主催公演やNHKクラシック・スタジオなどに出演。
音楽家のデューマス博士が「アメリカ大学時代から彼はずっとスターだった」と語るように、BHSア・カペラ世界チャンピオン "Crossroads" との共演をはじめ、常に脚光を浴びている。
メリー・アーティスツ・カンパニーにおいて、全公演の芸術監督と、『ザ・ヴォイス Frank Sinatra』フランク・シナトラ役、『ラプソディーdeパパ』ジョージ・ガーシュウィン(ガーション)役、『ベリー・メリー・クリスマス』アーヴィング・バーリン役、『ザ☆ブロードウェイ』バーディ・ウォリントン役、『BOBBY』ボビー・ダーリン役ほか、多くの主役を務めた。
ジャズでは、スタンダードの歌唱が心に残ると言われ、ビッグ・バンドと渡り合う圧倒的な存在感や抜群の表現力が高い評価を得ている。
メリー・アーティスツ・ジャズ・オーケストラ MAJO のリード・ヴォーカリスト Lead Vocalist。CD『My Blue Heaven』『Joyful Christmas』などをリリース。現在、新録音進行中。
東海地方においても活躍。芸術創造センター開館30周年記念公演『Mr.ブロードウェイ』で主演のジョージ・M・コーハン役、名古屋市民芸術祭主催公演『マイ・ブルー・ヘヴン』では指揮者のみならず上等兵の英霊とジャズ・シンガーの二役を務め、絶賛された。放送300回を超えて長寿番組となった毎週土曜日15:55放送のラジオ番組 FM AICHI 80.7「サウンド・ステップス」のレギュラー・ゲストとしても知られる。
天才肌で芸術家気質の行動人、論理的かつ哲学的な思惟の人、という二つの面を併せ持つと文芸評論家の清水信に評された。芸術評論家の馬場駿吉は、「永見隆幸は多面体、その核心には強い自由の希求がある。」と述べている。芸術家として様々な顔を持ちながら、話題性や知名度に関心を示さず、謎に包まれたアーティストして知られる。
美術にも造詣が深く、「目利き めきき」や「見巧者 みごうしゃ」と呼ばれている。
著書に、『銀の光輝-しろがねのこうき』(NG出版)など。
現在、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督、ザ・ディライトフル・カンパニー Artistic Director、東京二期会 会員、ほか。
(プロフィール作成:ザ・ディライトフル・カンパニー)
メリー・アーティスツ・カンパニー『ザ☆ブロードウェイ』Tシャツを着てリハに臨む連続5回出演の福田敏一 ふくた としかず さん
演技の指導をする桜井ゆう子(右から二人目:脚本/演出/振付)
カンカン用衣装の扱い方を指導する安藤麻実(右:演出助手/振付助手/制作助手)
永見先生の指導は実に的確だと五東由衣さんが言っておられました。歌唱を例にとれば、永見先生のように歌うことが出来れば、喉を壊さずに美しく歌うことが出来るそうです。でも、永見先生の仰 おっしゃ ることを、しっかり把握して、ちゃんと歌うことは、そんなに簡単ではないのだとか。何の道でもそうでしょうが、歌の道も奥深いのですね。手間暇かけることを惜しんではならぬと思います。
永見先生に若い人達を指導されて感じることなどについて伺いました。
スタッフ:
舞台に携る今の若い人達をどう思われますか。
永見先生:
自分も若手と言われていた頃は、欧米でも日本でも「今時の若いもんは Young people these days…」と、よく叱られたものです。ヴェテランの舞台人は、年配になるまで舞台人として生残った方々ですから、何か光るものを持っていらっしゃる。その上、長年にわたる経験を積んでおられる訳ですから、ぽっと出の若造 わかぞう が 敵 かな う筈 はず がないのです。
ですから、そういう比較は余り意味が無いと考えます。しかし、叱っていただけるという事は、まだ見捨てられていない証 あかし ですから、頑張り甲斐があると捉えるべきですね。こいつは本当にダメだと見限られたら完全に放って置かれますから。
スタッフ:
世代的な違いはお感じになられませんか。
永見先生:
それは当然あります。
スタッフ:
どんな所か例を挙げていただけませんか。
永見先生:
空間を捉える力が弱いかな。
スタッフ:
具体的に教えてくださいますか。
永見先生:
以前は、芝居の巧拙 こうせつ はさて置き、台本を読んで、舞台を想定して、指示されなくても、おおよその立位置を自分で類推できる若い舞台人が一定数いたものですけれど、本当に少なくなって仕舞いましたね。何でも一から細々 こまごま した事まで教えなきゃなんない。酷 ひど いのになると、ホントに台本読んで来たのかと疑いたくなるのも居ます。基礎基本がきっちり出来ていない。
幸い、メリー・アーティスツ・カンパニーは、ちゃんとオーディションがあって、技量の無い者は選ばれませんので、全く箸にも棒にも掛からぬという類 たぐい の人は見かけません。
スタッフ:
ほかにはありませんか。
永見先生:
想像力も衰えているような気がします。
スタッフ:
何が原因なのでしょう。
永見先生:
物質的に豊か過ぎるのかな。情報量も過多だし。すべてが潤沢 じゅんたく に与えられている事が却っていけないのかも知れません。例えば、昔の漫画は背景が全く描かれていないものさえありました。自分の想像力で補完する必要があった故に、鍛えられた部分が存在したのかも知れません。今の漫画は、背景、色彩、風の向き迄も規定されていて、そのまま受容するしかない。見手の想像力に任せる所謂 いわゆる「のりしろ」が極めて少ないように感じるのです。
想像力は、努力によって身につけることが出来るものだとも言われます。舞台人を志す人は、是非とも想像力を涵養 かんよう していただきたいと望んでいます。
スタッフ:
音楽については如何ですか。
永見先生:
大音量ばかりで、ピアニッシモが無い。クレッシェンドもディミニュエンドも無い。ニュアンスも不足。極めて画一的に思えます。声を出しさえすれば歌になる訳ではありませんが、どうやら、声さえ出せばよいと考えている人が多数を占めているように感じます。繊細で細部まで行届いているという趣 おもむき の音楽は死に絶えつつあると言っても過言ではないでしょう。
音楽が画一的な表現にならないように、今の若い舞台人が工夫してくださると有難く思います。さすれば、必ず豊かな音楽世界が広がって行くものと信じます。
スタッフ:
演技の面では如何ですか。
永見先生:
言葉を大切にしない。俗に言うテンション芝居が言葉を破壊したんだと思います。デカい声で怒鳴って叫んでさえいればテンションが上り、それで全てが解決するとでも思い込んでいるのでしょうか。ニュアンスなど感じられない、画一的で平板な舞台が多くなったのは実に残念です。立居振舞 たちいふるまい や所作 しょさ にしても、雑な人が多くなったのは、寂しい限りです。手の先や足の先まで神経の通 かよ った芝居を観る事は殆どありません。
歌も同じですが、オ と ウ の母音が壊滅状態。美しい鼻濁音 びだくおん も滅多に聴かなくなりました。
言葉も立居振舞 たちいふるまい も丁寧に努めれば、ニュアンスに富んだ奥深い舞台を創造することも不可能ではありません。今の若い舞台人達が、手間暇 てまひま を惜しまず、その方向で努力してくださるよう、心から祈っています。
スタッフ:
ダンスの面ではどうでしょう。
永見先生:
似たり寄ったりというところでしょうか。今の舞台人がよい方向へ転換してくれる、そう信じたいと思います。
スタッフ:
永見先生はよく「覚悟の人」と称されますが、今の舞台人の心構えは如何ですか。
永見先生:
好きの度合いがよく判らない人が多いというのが実感、本音です。先輩や我々世代までは、文字通り三度のメシより舞台が好きという人間が少なからず居ました。芝居の巧拙 こうせつ はさて置き、舞台こそ人生と唱 とな え、死にもの狂いで取組んでいた人もいました。今の人達は、スポットライトを浴びるために、拍手を貰うために、やっているように思えてなりません。よく、入口は低次元でも高次元のゴールに到達すれば構わないと言う人がいますけれど、スポットライトを浴び拍手を貰うために舞台に立っている人達の、「心を動かす芝居」や「膝を打ちたくなる絶妙な演技」や「深さや奥行きを感じさせる舞台」を経験した例 ためし が、寡聞にして、ありません。低い次元から入って高い次元のゴールに到達する人が果して何人いるのやら。感動する舞台を観る機会が殆ど無くなったのと、覚悟のない舞台人が多くなった事に、全く相関関係が無いとは言い切れないと自分は考えています。
手間暇 てまひま を惜しまずよい舞台を創りたい、石に齧 かじ りついてでもよい舞台を創らずにはおかない、そういう強い覚悟を持った舞台人が出現してくださるように祈っています。
縁のあった若人 わこうど の一人でも多くが、そういう舞台人に育ってくださればと一心に念じているのです。
カーテン・アップ 写真付メンバー紹介
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永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー
ミュージカル CURTAiN UP Sarah Bernhardt
キャスト/スタッフ/オーケストラMAO
カーテン・アップ 顔合せ 2022 ミュージカル
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永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー
カーテン・アップ 主要三役 スタッフ 打合せ
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伏見永幸稲荷 カーテン・アップ公演成功祈願祭
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オーディション2022審査 カーテン・アップ
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カーテン・アップ・オーディション審査員合議
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非公募オーディション2022 カーテン・アップ
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永見隆幸の最新プロフィールはコチラ
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永見隆幸 オフィシャル・ウェブサイト
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