カーテン・アップ リハーサル 音楽稽古 抜稽古 ダンス・シーン at メリスタ 永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー2022ミュージカル CURTAiN UP Sarah Bernhardt [メリー情報]
永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー2022ミュージカル『CURTAiN UP カーテン・アップ Sarah Bernhardt』の音楽稽古、抜稽古とダンス・シーンのリハーサルが、メリスタ(メリー・アーティスツ・カンパニー専用スタジオ)にて行われました。
鏡側手前より
・永見隆幸(芸術監督/グラン公爵役)
・松本朋子(歌唱指導/修道女ベルナデット役)
・蒔田裕也(作曲/編曲/本番ピアノ/リハーサル・ピアノ)
永見先生の監督下、松本さんの指導と蒔田さんの伴奏で音楽リハとは、何とも贅沢なレッスンです。
永見先生に発声について伺いました。
スタッフ:
一番大きな問題は何でしょうか。
永見先生:
上半身、特に、肩、首、顎に余計な力を入れて力む人が極めて多いですね。リラックスさせるべき箇所とちゃんと働かせなければならない筋肉を、きちんと分けて考えていない。車で言えばアクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態です。無用な負担が声帯にかかって危険です。
スタッフ:
次に問題になる事は何でしょうか。
永見先生:
声を縦に集める訓練が出来ていない人が多い事でしょうか。それ故に、先ずウとオの母音、次にイ、それからエに問題が生じます。アに問題があれば、オーセンティックでオーソドックスな歌い手になるのは諦めた方がよいかも知れません。
スタッフ:
ウとオの母音は何が問題なんですか。
永見先生:
響きのある深い母音ではなく、浅い響きの奇妙キテレツな発音になっている人が実に多いのです。誠に遺憾な事に、ちゃんとした歌い手や声楽家になろうとしている人達の中にも意外にウとオの母音が正しく発声できない者が少なくない。口の周りに異様に力を入れる癖がついています。
スタッフ:
イとエの母音は何が問題なんですか。
永見先生:
口を横に引っ張ろうとする事です。歌う時に横へ引っ張る力は必要ありません。顎に力を入れず、首と肩はリラックスした状態にしておくことが望ましいのです。先程も言及しましたが、声を縦に集める訓練の出来ていない事も大きな原因の一つでしょう。
スタッフ:
ほかにお気づきの点は。
永見先生:
鼻濁音、通鼻音がちゃんと出来る人も極めて少ないですね。鼻濁音、通鼻音は、美しい言葉を語り、美しい言葉で歌うために、必須の技術です。
あと、口をやたらにパクパクさせる人がいますけれど、あれは止めた方がよい。口が疲れるだけで、声帯にもよい影響はありません。表情筋と舌の筋肉を上手に鍛えて使うことで滑舌の問題は綺麗に解決します。
スタッフ:
何故そういう事になるのでしょう。
永見先生:
世の中全体が、判り易い事がよい、褒めそやす事がよいという風潮だからかも知れません。しかし、実際は、世の中そんなに甘くない。もちろんアマチュアの方や趣味で歌う場合は、どんな歌い方をしようが自由です。しかし、オーセンティックでオーソドックスなプロの舞台人になろうとするのなら、自分自身を甘やかしてよいことなど一つもありません。ちゃんと自分自身に向き合って、厳しく己 おのれ を律し、妙な癖をとって基礎や基本を身につけた者だけが、本格的な実力派の舞台人になれるのです。
オトナのウソには気をつけた方がよい。巧言令色鮮仁 こうげんれいしょくすくなしじん と言います。物分りがよく、甘い事ばかり言うオトナや褒めてばかりいるオトナは信用しない方がよいのではないでしょうか。
是非、難 むずか しい事や 判 わか り 難 にく い事にチャレンジしてください。チャレンジする「楽しさ」を知っていただきたいものですね。
永見隆幸(中央)
NAGAMI Takayuki
音楽家/著作家/舞台ディレクター
20代から30代の殆どを欧米で過ごし、国際的な実力派アーティストとして活躍。クラシック、現代音楽、ジャズを中心に数々のオーケストラと共演する。
ヘンデルなどのバロック・オペラや、モーツァルトの『魔笛』タミーノ、『コジ・ファン・トゥッテ』フェランド、『後宮からの誘拐』デルモンテや、ヴェーバー『魔弾の射手』マックスなどの独墺系オペラをはじめ、ビゼー『カルメン』ホセ、ヴェルディ『椿姫』アルフレード、プッチーニ『ラ・ボエーム』ロドルフォほか、オペラやオペレッタの主演多数。
ミュージカルでも、『ガイズ&ドールズ』ネイサン、『ラ・マンチャの男』ドン・キホーテ、『アニーよ銃をとれ オリジナル版』フランク、『キス・ミー・ケイト』フレッドなど数多くの主演を務め、『キャバレー』MCや『アニー』ウォーバックスなど、ユニークな役も演じている。
ヴェルヴェット・ヴォイスのマエストロと称され、トリノ王立歌劇場などに出演する。数多くのコンサートでソリストを務め、指揮者や指導者としても定評がある。
日本では、文化庁芸術祭主催公演やNHKクラシック・スタジオなどに出演。
音楽家のデューマス博士が「アメリカ大学時代から彼はずっとスターだった」と語るように、BHSア・カペラ世界チャンピオン "Crossroads" との共演をはじめ、常に脚光を浴びている。
メリー・アーティスツ・カンパニーにおいて、全公演の芸術監督と、『ザ・ヴォイス Frank Sinatra』フランク・シナトラ役、『ラプソディーdeパパ』ジョージ・ガーシュウィン(ガーション)役、『ベリー・メリー・クリスマス』アーヴィング・バーリン役、『ザ☆ブロードウェイ』バーディ・ウォリントン役、『BOBBY』ボビー・ダーリン役ほか、多くの主役を務めた。
ジャズでは、スタンダードの歌唱が心に残ると言われ、ビッグ・バンドと渡り合う圧倒的な存在感や抜群の表現力が高い評価を得ている。
メリー・アーティスツ・ジャズ・オーケストラ MAJO のリード・ヴォーカリスト Lead Vocalist。CD『My Blue Heaven』『Joyful Christmas』などをリリース。現在、新録音進行中。
東海地方においても活躍。芸術創造センター開館30周年記念公演『Mr.ブロードウェイ』で主演のジョージ・M・コーハン役、名古屋市民芸術祭主催公演『マイ・ブルー・ヘヴン』では指揮者のみならず上等兵の英霊とジャズ・シンガーの二役を務め、絶賛された。放送300回を超えて長寿番組となった毎週土曜日15:55放送のラジオ番組 FM AICHI 80.7「サウンド・ステップス」のレギュラー・ゲストとしても知られる。
天才肌で芸術家気質の行動人、論理的かつ哲学的な思惟の人、という二つの面を併せ持つと文芸評論家の清水信に評された。芸術評論家の馬場駿吉は、「永見隆幸は多面体、その核心には強い自由の希求がある。」と述べている。芸術家として様々な顔を持ちながら、話題性や知名度に関心を示さず、謎に包まれたアーティストして知られる。
美術にも造詣が深く、「目利き めきき」や「見巧者 みごうしゃ」と呼ばれている。
著書に、『銀の光輝-しろがねのこうき』(NG出版)など。
現在、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督、ザ・ディライトフル・カンパニー Artistic Director、東京二期会 会員、ほか。
(プロフィール作成:ザ・ディライトフル・カンパニー)
鏡側手前から:
・桜井ゆう子(脚本/演出/振付)
・安藤麻実(演出助手/振付助手/制作助手)
・蒔田裕也(作曲/編曲/本番ピアノ/リハーサル・ピアノ)
桜井ゆう子
SAKURAI Yuko
演出家、振付家、脚本家。
スマイル・ミュージカル・アカデミー SMA 主宰。日本劇作家協会会員。ザ・ディライトフル・カンパニー取締役ミュージカル事業部長。
芸術創造センター開館30周年記念公演メリー・アーティスツ・カンパニー『Mr.ブロードウェイ』や、『ラプソディ de パパ』『ベリー・メリー・クリスマス』『サラ〜ベル・エポックを生きた華』など、メリー・アーティスツ・カンパニーの、ぼぼ全作品の脚本と演出と振付に携わる。『Swing Lively』で名古屋市民芸術祭 特別賞を受賞。
振付家の坂上道之助、舞踊家の西田堯、演出家の角岡正美らの下、東京にて研鑽を積んだ。
NHKオーディオドラマ「FMシアター」「青春アドベンチャー」「中部ラジオ小劇場」などに、主演作、出演作、多数。
テレビ番組では、NHKドラマ愛の詩『オグリの子』『定年ゴジラ』、TBS系『幼稚園ゲーム』『キッズウォー5』などに、レギュラー出演。
ギャラクシー賞受賞作品に、複数、出演している。
愛・地球博で、石井竜也総合プロデュース『フォレスト・フェアリーズ・ボール』の振付と振付指導を務め、全国ツアーにも参加。
主宰するスマイル・ミュージカル・アカデミーSMAにおいて、ロンドンで初演された『Alice the Musical』の日本初演をはじめ、『ピーターとフック』や『白雪 the Musical』など、全公演の演出と振付を行う。劇団や合唱団やタレント養成所などの講師としても演出や振付を担当している。
(プロフィール作成:ザ・ディライトフル・カンパニー)
蒔田裕也
MAKITA Yuya
本公演において、作曲、編曲、リハーサル・ピアニスト、本番のオーケストラピットでピアニストと、大活躍。永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニーの公演には、ミュージカル・コメディ『ラプソディー de パパ』より参加。
作曲家、編曲家、ピアニスト。オペラ、ミュージカル、歌曲、合唱などの伴奏者としても高い評価を得ている。
歌曲集『6つの花の歌』オペラ『人魚姫』を東京国際芸術協会より、アレンジ譜をMusic Bellsより出版。
東京国際芸術協会作曲家会員。国際芸術連盟作曲家会員。名古屋芸術大学講師。
全日本作曲家コンクール審査員賞 受賞。イタリアで開催された「第二回フィオレンツァ・チェドリンス・オンラインクラシック・ヴォイスコンクール Fiorenza Cedolins Online Classical Voice Competition 2021」にて、蒔田裕也『千年の桜』が歌われ、新作歌曲特別賞、最優秀ヴィデオ賞、リサイタル開催特別賞を受賞した。
令和三年=2021年10月『蒔田裕也 作曲個展〜この時代に捧ぐ歌』を開催、好評を得る。
抜稽古
カーテン・アップ 写真付メンバー紹介
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永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー
ミュージカル CURTAiN UP Sarah Bernhardt
キャスト/スタッフ/オーケストラMAO
カーテン・アップ リハーサル at メリスタ
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永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー
カーテン・アップ 読合せ at メリスタ
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永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー
カーテン・アップ 半立稽古 at メリスタ
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永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー
カーテン・アップ 半立稽古 スタッフ打合せ
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永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー
カーテン・アップ 顔合せ 2022 ミュージカル
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永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー
カーテン・アップ 主要三役 スタッフ 打合せ
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永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー
伏見永幸稲荷 カーテン・アップ公演成功祈願祭
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永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー
オーディション2022審査 カーテン・アップ
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永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー
カーテン・アップ・オーディション審査員合議
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永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー
非公募オーディション2022 カーテン・アップ
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永見隆幸&メリー・アーティスツ・カンパニー
永見隆幸の最新プロフィールはコチラ
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http://merry-uta.blog.so-net.ne.jp/2016-12-11
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This is Takayuki NAGAMI
ディライトフル・グループ HP
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Delightful Group HP
永見隆幸 オフィシャル・ウェブサイト
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http://www.nagamitakayuki.com/
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NAGAMI Takayuki official website
メリー・アーティスツ・カンパニー
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Merry Artists Company official website
ザ・ディライトフル・カンパニー社長ご挨拶
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