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菊乃井本店 永見隆幸 再訪 京都 東山 高台寺 老舗料亭 懐石 [永見隆幸 飲食店]



音楽家、著作家、舞台ディレクター、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督、ザ・ディライトフル・カンパニー芸術監督の 永見隆幸先生が 京都の老舗料亭 菊乃井 きくのい を再訪されました。



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永見隆幸先生(左)菊乃井本店 女将 村田京子さん(右)





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菊乃井の先祖は、豊臣秀吉の北政所 きたのまんどころ「ねね」が茶の湯に用いた「菊水の井」を守って来た茶坊主で、北政所が大阪城から高台寺に移った慶長四年≒1600年頃、共にこの地へ隠居したそうです。この辺 あたり は高台寺の山林だった処で、願い出て三百坪を切拓いたのが始まり。大正元年=1912年、この地で三代目より料理屋として創業しました。





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天道大日如来

永見先生によると、天道大日如来は、天道念仏の信仰により小さな祠に石仏として祀られた大日如来のことだそうです。地蔵盆と習合して祀られているので地蔵菩薩と間違われ易いのだとか。密教では大日如来が最高至上にして絶対的な仏として敬われています。





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菊乃井は、ミシュラン・ガイドや ゴ・エ・ミヨなどの世界的なレストラン・ガイドでも高く評価されています。





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まろうど が 再び「帰る」ようにと置かれた縁起物の石の「蛙」





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菊乃井の玄関


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菊乃井 待合にての永見先生





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菊乃井の待合


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菊乃井が旅館を営んでいた頃の看板





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徳不孤 永見先生に論語の里仁篇にあると教えていただきました。

子曰 徳不孤 必有隣「論語 里仁篇 第四 二十五」
子曰ク 徳ハ孤ナラズ 必ズ隣有リ





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稲宝来 いねほうらい

永見先生に伺ったところ、稲宝来とは、新しい年の豊かな実りと、招福吉兆、家内安全、商売繁盛、無病息災を祈る、新春を迎えるに相応 ふさわ しい縁起物で、豊穣の象徴である稲穂と清浄を表す植物「日蔭蔓 ひかげのかずら」に、「宝と福」を呼ぶ「寳來寶來」と記された、東山下弁天町にある安井金比羅宮伝来の御神札。松竹梅なども 配 あしら われています。


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永見先生が食事を召上る部屋の入口


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竹が葺いてある天井





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屋形船を模したような形の部屋





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永見先生によると、窓の右側に見えるのは大津垣つまり窓からの景色を琵琶湖のそれに見立てている訳です。





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屋形船の趣


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ご着座される永見隆幸先生





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メニューをご覧になる永見先生


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ディディエ・ドール・ペティアン・セミヨン
Didier d'or Pétillant Sémillon

ディディエ・ドールは "Didier" ブランドの中でも最高級。原材料にセミヨンを使用したノンアルコール・シャンパンは世界に唯一これだけと言われています。フランス・ボルドー産白ワイン葡萄品種セミヨンから造られており、無農薬、無添加。フレンチの巨匠アラン・デュカスも絶賛、彼のレストランでも採用されています。





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八寸 花弁寿司 小川唐墨 菜種辛子和 黒豆 豆慈姑 くわい 千車唐 ちしゃとう 味噌漬 子持昆布 鱓 ごまめ





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京都銘茶「宇治玉露 玉兎 たまうさぎ

かつて宇治は「菟道」と書いて「うじ」と呼ばれていたそうです。宇治の地の守り神である菟道稚郎子命 うじのわきいらつこのみこと を兎が道案内したという伝説から、宇治上神社や宇治神社では兎のモティーフが用いられるなど、兎は宇治にとって非常に縁の深い生物です。そこで、玉露の「玉」の字と組合わせ、「玉兎 たまうさぎ」と命名されたのが、この宇治玉露なのだとか。
何と、京都府、(公社)京都府茶業会議所、京都府茶協同組合の共同開発だそうです。





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猪口


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赤飯蒸 汲上湯葉 金柑 鼈甲餡 鶯菜 山葵


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ご挨拶にお越しくださった 菊乃井本店 女将 村田京子さん(右)





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向付


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明石鯛 車海老 配 あしらい 一式


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鮪 黄身醤油 辛子





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鍋物


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鱶鰭 鼈 聖護院蕪 焼葱 露生姜





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部屋にて目の前で調理してくださいます。


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焼物 焼蟹 幾度かに分けて焼いていただけます。


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蟹味噌


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蟹味噌スープ


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河豚白子もあったのですが写真を撮り損ねて仕舞いました。申し訳ありません。





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強肴


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伊勢海老金鍔 きんつば 白味噌汁仕立 西洋松露 トリュフ 絵馬慈姑 くわい  豆腐 小蕪 梅柚子





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御飯


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蒸寿司 穴子 錦糸卵 焼海苔 小梅人参 柚子 生姜





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止椀


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粕汁 大根 人参 揚 芹 七味





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水物 八朔杏仁豆腐 八朔沙司 ソース





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菓子 饅頭 御薄





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永見先生に菊乃井について伺いました。


噂に違わず、何をいただいても美味しい。素材がよく吟味されており、仕込や下拵えもしっかりしています。分量も充分過ぎる程で、質量ともに満喫出来ます。数寄屋造の建物も設えも見事で、五感全てを働かせて味わうべき場と言えましょう。





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菊乃井玄関にての永見先生





ご贔屓 ひいき 様のお招きや舞台の打合せなど 美味しいものを召上る機会の多い永見先生…

高級な料理しか召上らないかと思いきや、意外や意外、何でも口にされます。



永見先生 曰 いわ く「人間も食物連鎖の中にいて、動物や植物の命をいただいて生きているのですから、アレルギーや病気でない限り、何でも感謝して有難く口に運ぶべきだと思います。腕利きの職人による高級食材を用いた料理も、家庭料理も、B級グルメも、楽屋弁当も、それぞれに異なる美味しさがあって、自分は、いずれも楽しんで食べています。至高の料理を追求することも大きな楽しみですが、だからと言って、食の多様性に背を向けるのは、豊かな食生活を自ら否定するようなものではないでしょうか。」



本質的な所で多様性の意義をご理解していらっしゃいますね。

世界各地で研鑽を積んで来られた方は 流石に 仰 おっしゃ ることが違います!





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車折神社 芸能神社 京都 嵯峨 嵐山 太秦 永見隆幸 再訪 [永見隆幸先生information]



音楽家、著作家、舞台ディレクター、ザ・ディライトフル・カンパニー芸術監督、メリー・アーティスツ・カンパニー芸術監督の 永見隆幸先生が、京都の嵯峨にある車折神社 くるまざきじんじゃ 芸能神社を参詣されました。芸能神社は 車折神社の境内社の一社です。



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永見先生は 車折神社 芸能神社に 朱塗玉垣と石玉垣を奉納されています。





車折神社 芸能神社について、永見先生に教えて戴いたことを記事にしました。先生は、芸術文化全般に造詣が深く、本当に何でもよくご存知です。





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言うまでもありませんが、永見先生もディライトフル・グループも、宗教活動や政治活動は一切行っておりません。念のため。





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車折神社の入口に当る御神門


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御神門の直ぐ近くにある 永見先生の石玉垣


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清めの社

清めの社にある円錐の立砂 たてずな は、石をモチーフ Motif にしており、神社と石との深い関りを窺い知ることが出来ます。


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車折神社 くるまざきじんじゃ の御祭神 清原頼業 きよはら の よりなり 公は、平安時代後期の儒学者で、天武天皇の皇子である舎人親王の御子孫に当ります。学問で有名な広澄流清原氏の出で、一族には、三十六歌仙の一人である清原元輔 きよはら の もとすけ や、その娘の清少納言らがいました。
頼業公は、太政官 だいじょうかん の官職の一つである 大外記 だいげき の職を二十四年の長きに亘って任め、和漢の学識と実務の手腕は当代無比と謳 うた われました。晩年には、九条兼実 くじょう かねざね から政治の諮問に預り、兼実より「その才、神といふべく尊ぶべし」と称 たた えられています。

平安時代末期の文治五年=1189年に頼業公が逝去されると、清原家の領地であった現在の社地に葬られ、廟が設けられました。頼業公の法名「宝寿院殿」に因んで「宝寿院」という寺が営まれますが、天龍寺が創建され、その末寺になりました。頼業公は、殊に桜を愛でられたので、その廟には多くの桜が植えられ、建立当初より「桜の宮」とも呼ばれていたそうです。

法律に長けていた清原頼業公は、「法律の かみさま」すなわち「約束を違 たが えない かみさま」として信仰されるようになります。
加えて、頼業 よりなり という御名前が、「人が "より" 集って 客が 鈴 "なり"」「お金が寄 "より" 付き 商売が成 "なり" 立つ」に重なるとして、商人の信仰も集めるようになったのだとか。





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車折石 くるまざきいし

後嵯峨天皇が嵐山の大堰川 おおいがわ に 御遊幸 みゆき の 砌 みぎり、社前において牛車の轅 ながえ が折れて動かなくなってしまいました。御神威を畏れて、後嵯峨天皇は、門前右の石を「車折石 くるまざきいし」と称 とな え、「車折大明神」の御神号と「正一位」の御神階を贈られました。この後 のち「車折神社」と称せられるようになったそうです。





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芸能神社は、車折神社の境内社の一社で、昭和三十二年=1957年、他の末社より御祭神の 天宇受売命 あめのうずめのみこと を御分祀申し上て創建した神社です。

天宇受売命が芸術や芸能の祖神として古来より崇敬される所以 ゆえん は「神代の昔、天照大御神 アマテラスオオミカミ が、弟君である素戔鳴尊 スサノヲノミコト の行いに心を痛められ、天岩戸 あまのいわと にお隠れになり、この世が暗闇になりました。天宇受売命 アメノウズメノミコト が岩戸の前で演舞され、天照大御神の御神慮を只管 ひたすら お慰め申し上たところ、大御神が御出現になり、この世に再び光を取り戻した。」という故実に基きます。

アメノウズメノミコトは、『古事記』では 天宇受賣命、『日本書紀』では 天鈿女命と表記されています。天岩戸神話の踊りが今も神前で奉納される神楽 かぐら の原型とされ、『古事記』や『日本書紀』に「巧みに俳優 わざおぎ をなし」と記されていることから、俳優の始祖とも言われます。現在では、芸術芸能全般の「かみさま」として信仰を集めています。





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貴賓殿


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御本殿に向われる永見先生





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御本殿と拝殿の間 はざま


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富岡鉄斎の手になる御本殿の御神額

近代日本画の巨匠と謳 うた われる富岡鉄斎 とみおかてっさい は、石上神宮 いそのかみじんぐう の少宮司や大鳥神社の大宮司を任めた後、明治二十一年=1888年から明治二十六年=1893年まで車折神社 くるまざきじんじゃ の宮司を任めました。
故に車折神社には鉄斎の作品 百余点が伝えられています。裏参道入口の社号標、本殿の扁額、表参道脇の車折神社碑などもあり、用いた筆を二千本以上納めた筆塚も存在します。





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永見先生が 車折神社 芸能神社 御参拝の折には 必ず御祈祷をお受けになります。





車折神社 芸能神社 おさがり





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芸能大神 御神符





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御札型 祈念神石





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象彦の漆塗豆皿





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御神饌


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竹の店いしかわの干支に因んだ兎の置物





一陽来復 いちようらいふく 御札 御守



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陰気を去らしめ、陽気を呼び、開運招福、起死回生の御札 御守と言われています。


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一陽来復 いちようらいふく 御札





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御本殿の大鳥居に佇む永見先生





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永見隆幸 車折神社 芸能神社 再訪 
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京都 嵯峨 朱塗玉垣 石玉垣 御祈禱


永見隆幸 芸能神社 参拝 京都 嵯峨 
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朱塗玉垣 石玉垣 奉納 御祈祷


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